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お墓は誰の為にある?

以前mixiのクリスチャンコミュにいたカトリックの方が書いていた事なのだが。
「嫁ぎ先の家族が嫌い。同じ墓に入りたくないからキリスト教に入信した」と。

まあ、そういう考えもあるだろう。
だが、しかあし!!

自分は教会の墓地に入りたい、と希望し、生前に買っていたとしてもだ!
実際に墓を決めるのは残された親族なのだ。

私の友人はカトリックの墓地に入るつもりで購入していた。しかし、まだ60代初め。元気であったかに見えたのに、突然、真冬に台所で心筋梗塞で亡くなったのだ。独り暮らしであった為、発見が遅れた。新聞が溜まっていたため、近所の方が警察に通報したらしい。
で、いとこが、身内だけで簡単に納骨だけ済ませた。もちろん、葬儀はなかった。本人はカトリック教会であげて欲しかったのにだ。

又、私の恩師は、敬虔なプロテスタント信者であったが、亡くなった後、遺族により、お寺の先祖からのお墓に埋葬された。
本人の生前の意志は無視されたのだった。

つまり!!
若くて頭がしっかりしているうちに、自分独りで、葬儀や墓の事を思っているだけではダメなのだ。自分の身内にしかと意志を伝えないと。
嫌だと思っていても、義理の家族と同じ墓になるであろう。

私は、出来れば、海に散骨してもらいたい。
理由は、墓の維持費というのもバカにならないからだ。
東京の青山墓地が高く横浜市営墓地に墓を移した方もおられる。

では、お墓は誰の者なのか?
私個人の意見で申し訳ないのだが、生きている者の為にあると思う。
大好きだった家族や有名人に会える場所としてある。
死者の魂は、土の中や遺骨の中にはないだろう。極楽浄土、天国、地獄など、各自好きな場所に。。。

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実際に私が花を手向けに行った写真だ。

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吉田茂のお墓の前の寺にいた猫。その後、我が家の猫になったのだった。

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で、生きている者の為にあるお墓と言ったら。。。
三浦霊園にあるhideちゃんのお墓だ。いつ行っても沢山の花に囲まれている。ここに行けば会えるんだよーーー。涙。。。

hideちゃんの場合、生前から「浄土真宗です」と言っていたし、三浦半島を愛していたし。意志は引き継がれている。大好きなお祖母ちゃんの墓も同じ場所にある。

だがしかし。。。
いくら若くて頭のしっかりしているうちに、「こうしたい」など自分独りで思っていてもダメなのだ。残った者が決めるのだから。

つまり!!
まだ頭のしっかりしているうちに、エンディングノートは必要であるし、周りの人たちと話し合うことではないだろうか。
私の場合、息子に不安がある為、甥、姪にも話しておくつもりである。



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