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初めて見た即身仏 山形県酒田市 真言宗智山派砂高山海向寺 私の百寺巡礼135
松尾芭蕉が訪れた酒田。その記念碑や芭蕉像があるのが日和山公園だ。
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日和山公園に向かう途中で見かけたお寺にて、そちらの僧侶が大きな猫を散歩させていた。
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住職さんかなと尋ねると、副住職だと言われた。
午前中には秋田県にかほ市の寺の庭を黒猫に案内され、午後には山形県酒田市で出会った黒猫に導かれ、お寺にフラフラと。
東北地方は黒猫が好き説
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この微笑ましい光景に惹かれ、お寺に入って行ったのだ。
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私が出会った黒猫は、この子のようだ。
森敦の小説「月山」の舞台となった湯殿山注連寺の元末寺で、真言宗智山派。庄内には六体の即身仏(ミイラ)があり、そのうち二体が砂高山海向寺の即仏堂に祀られています。
同寺の第八代住職、鉄門海上人も衆生済度の為、自ら即身仏となったと伝えられています。即仏堂には忠海上人(1755年入定)、円明海上人(1822年入定)の2体が安置され、いずれも五穀断ち、十穀断ち、1000日修行を積んだもので鉄門海上人の遺品その他も展示されています。
海向寺の住職は代々湯殿山独特の行法をつんでおり、湯殿山行者の秘法の寺として知られています。(酒田市のページより)
お恥ずかしい話ながら、私は、全く予備知識なしでこちらに伺ったのだ。
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あれ?何人かの方が、こちらの建物に入ろうとしているぞ。
と、興味を惹かれ、入り口に行くと
「即身仏の案内」をするとのこと。
中はもちろん撮影禁止である。
昔の人って小さいんやな。とか、頓珍漢な感想を持ってしまうのが私の悪い癖だ。
東北、特に山形県は即身仏が多いのだと聴いた。
そして、真言宗がやはり殆どなのだとの事。
そうなのだ。弘法大師空海も即身成仏されている。
真言密教の教えの1つでもあるのだ。
ここ庄内地方では、人々の苦しみを救う為に、海向寺の和尚さまが即身仏になられたのだ。
昔の人の深い心を知る旅であった。
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真言宗智山派砂高山海向寺
山形県酒田市日吉町2-7-12
酒田駅よりるんるんバス寿町下車、徒歩5分
酒田駅から約2㎞