![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77751744/rectangle_large_type_2_25cf5a43ab7d3bf1a8975fe614320a6b.jpeg?width=1200)
今日は死ぬのにもってこいの日~読書記録90~
「大草原の小さな家」シリーズ、及び研究書を深く読む中で知った本です。
内容は、アメリカ先住民の詩です。
著者のナンシー・ウッドはアメリカ先住民と深い交流があったそうです。
ナンシーウッド(1936年6月20日– 2013年3月12日)[1]はアメリカ人の作家、詩人、写真家でした。ウッドは、詩のコレクションだけでなく、子供向けの小説、フィクション、ノンフィクションも数多く出版しています。彼女の作品の主なテーマと影響は、アメリカ南西部のネイティブアメリカンの文化でした。
彼女のキャリアは50年以上にわたり、散文と詩の28の出版物、およびいくつかの写真コレクションが含まれていました。ウッドは国立芸術基金のフェローであり、リーベネットホプキンス詩賞を受賞しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1651585480851-ELk4pamlj2.jpg)
訳者の金関さんが解説しておられるように、現代のアメリカは、自然ということについても「利益追求」になってしまった。
サンタ・フェの美しい建造物。アメリカ先住民が「自然との共存」を感じたようには、移民たちは思わない。
この作品は、作者の「詩集」「散文詩」という形をとられているが、実に深いものがある。
アメリカ大陸に、スペイン人がやってきて、元々の先住民とは違う固定観念を与えていく。神が人間の形をとって、この世に生まれ、死んだ。そして、気が付いたら、スペイン人神父から水を掛けられ信者にされていた、などの話も笑うと共に、前トランプ大統領が言った「アメリカファースト」とは、「白人ファースト」?か!「アングロサクソンファースト」?か!と思ってしまうのだ。
静かに暮らす元々のアメリカ人たち。その姿に学ぶものはおおいにあるのだ。