最近イラストを描いています
こんにちは。いえ、はじめまして。くわっちです。
朝日新聞社で囲碁や将棋の名人戦、朝日杯将棋オープン戦などの運営を担当しています。
世間ではいつの間にかブログの主戦場はnoteになってたんですね。前から気にはなっていたものの、はてなブログもやってるし、ためらっていました。
noteがどういう場所なのかはよくわかりませんが長い文章に適しているということですので、あちらはあちらの使いやすさがあるので継続しつつ、こちらでは少し長めの文章をまとめるものとして試しに始めてみます。いつまで続くかはわかりませんが、よろしくお願いします。最近は絵を描くがメインになりつつありますが、本来は文章を書く方がメインです。SQLも3,000行くらいなら平気で書けますが、それはまた別のお話。
トップの絵は昨日の朝日杯のイラストです。昨日のイラストをすべて参照するのはこちらのはてなブログのエントリーをどうぞ。
元々、議事録などのノートの端っこにラクガキするのが好きだったんですが、このところ将棋のイラストを描くことが多くなっています。
ラクガキを関係者に見せたところ、ことのほか気に入ってもらえて、ABEMA将棋中継で採用してもらったのが将棋名人戦第1局。6月10、11日でした(↓はその日のブログエントリー)。このときは「スーパースタッフK」というニックネームを付けてもらいました。
それを見た朝日新聞デジタルの担当者が名人戦の特集ページ(タイムライン)で使ってくれたのがこちら。
ここから本来の仕事とは関係がない将棋関係のイラストを描くようになり、今に至ります。朝日杯のイラストもABEMA中継で使っていただいてますが、メインの仕事が忙しくなったりするとそのうち途切れることになると思います(汗)。そのときはすみません。先に謝っておきます。
なお、朝日杯ではAbemaTVのスタッフFさんから、「スーパースタッフKよりもインパクトのある肩書きにしたい」ということで、僭越ながら「朝日杯オーガナイザーK」という呼称に収まりました。
オーガナイザーというのは主催者という意味もあって、一応朝日杯の主催者の一員だよ、という意味があります。
例えば、↓こちらは藤井聡太六段が朝日杯で初優勝したときの舞台です。舞台を対局会場にすることとともに、カメラマンの撮影位置を決めたのが私です(もちろん、社内で検討を進めていろんな意見をくみ取っていく中で、ですが)。
羽生さんと藤井さんの対局が注目を集めることはわかっていたので、そのシーンが強烈に印象に残るようにと考えた末の配置でした。こうすることで、観客席のお客さんと両対局者の写真が一時代を象徴する絵になるだろうという思いと、逆に舞台上のカメラマンを含めた最後の晩餐的な絵ヅラが、お客さんたちの印象に強く残るだろうと考えました。
効果は抜群で、藤井さんが話題になるたびにこのときの写真が使われるようになりました。演出者として、このシーンを仕立てることができたのは運営者冥利に尽きます。
まぁそんなわけで、自己紹介はこれくらいにして。
毎日のように描いていると、自分でもどんどん画が変わっていくのがわかります。
というか、一ヶ月前の自分の絵を見ると唖然とします。よくこれで人前に出せたなと(汗)。数日前のものでも思うくらい、日々変化してます。
ただ似せて描くだけじゃなく、似てなくてもいいから何を描くかが重要だと思っています。最近はそればかり考えています。
それでも何枚かは、今でもいいなと思うものもあります。これは実力というよりたまたまハマっただけという偶然的要素が多分にあります。これをいかに蓋然性に変えていけるかが、今後の当面の目標です。
描いてて思うのは、「描けない」というのは思い込みで、「描かない」だけじゃないのかということです。
「描きたい」さえあれば、巧拙問わず描けるようになるんじゃないかと。
描いていると自分の中に引き出しがいっぱいできてくるので、マンガ的なものもスラスラ描けるようになるみたいです。
なので、習作でも模写でもトレスでもいいので、「いいな」と思ったものはどんどん描いてみるのがいいと思います。
私も最初はマンガのトレスから入り、ペンの入れ方とかツールの使い方を身につけ、そこから写真模写に入りました。トレスだとどうしても線が縮こまってしまうので、粗く下描きしてから写真を複数使って描写していきます。
これによって、人の表情の厚みというか、深みが出て来たように思います。もちろん技術的にはまだまだですが、少しずつ「これをやりたい、あれをやりたい」に近づいているように思います。
塗りはまだまだで、最終的にはアニメっぽいものも写実っぽいものも自由自在に塗れるようになりたいですが、道のりは遥か遠いです。
月曜日からの名人戦では、カメラも投入して、いろいろ展開していこうと思っています。
いやしかし、実は仕事も結構いろいろ精神的にもハードな局面があったりするので、体力的にはキツいです。絵の制作ペースが落ちてきたら、仕事が忙しいのだなと思っていただければと思います(笑)。
というわけで、今後ともこちらのnoteもよろしくお願いします。
なお、イラストはiPad Pro(2018モデル)、Apple Pencil(第2世代)、CLIP STUDIO PROで描いています。