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ボイスレコーダーで夢日記

ボイスレコーダーで夢日記

夢の記録を取るために、スマホアプリのボイスレコーダーを使って起き抜けにメモを吹き込むことにした。
起きてから時間が経つと夢の記憶が薄れていく。時間が経つほどに、夢の記憶は掌にのせた雪の結晶のように曖昧になっていく。起き抜けなら忘れずにメモが取れるだろうという目論見だ。

昨日の夢は、誰かと「旅行会」について話している夢だった。今はもうすたれてしまった行事で、毎月給料から天引きで旅行会貯金を積み立て

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