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【デス妻好き子育てママに捧ぐ】オススメ海外ドラマ10選
子育てママは、ときに脳も体もお疲れモード。
だからこそ、だらーーんとした状態でも楽しめて、共感できる海外ドラマがオススメ。
このnoteでは、海外ドラマ歴25年&子育てママの筆者が選ぶ TOP10 海外ドラマを、3ジャンルに分けて紹介します。
【こんなドラマが好みの人におすすめ】
大人女子の恋愛
ママ/主婦/家族のリアルな飾らない日常
ときに波乱あり
わがままでも許せちゃう愛されキャラ
コメディ色が強すぎない
特に「デスパレートな妻たち」(デス妻)が好みの主婦層に勧めたいセレクションとなっています。
寝不足なママたちをさらに寝不足にしちゃったらゴメンナサイ!ネタバレ少なめでお送りします。
1. 育児コメディ系ドラマで共感しよう!
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子育て中は、立場が似ている人と大変さを共感・共有できるとスカッとしますよね。それはドラマでも実現可能です!
ここで紹介する2作品は、リアルなママのキラキラしていない日常を描いたドラマです。
共通点は、ママのサポートグループに参加するシーンから始まるところ。
サポートグループにはいろいろなママがいて、たとえば
母乳や自然な出産をマウントするママ
出産方法で人をジャッジするな!と怒るママ
母乳でもたまにはコーヒー飲みたいママ
コーヒー飲むママを批判の目で見るママ
産後うつ気味のママ
早く仕事復帰したいママ
全部手作りにこだわるママ
そんなママたちの個性がぶつかり合うときの気まずさが笑えます。
さらに、ボサボサ頭のまま、母乳がしみた服に身を包み、日々奮闘するママたちの姿は共感の嵐。
「あるよね~!」と「こうなりたい!」が交互に来て忙しい。
コメディ色がほどよいところもポイント高めです。
①ワーキングママ(Working Moms)
ワーキングママは、2017年公開のドラマ(カナダ)。Netflixなどで視聴可能。
活発でユーモアあふれる新米ママ、ケイト・フォスター(キャサリン・ライトマン)が、ママ業に奮闘しながら起業する物語。
明るく外向的なケイトとは対照的なのが、旦那さんのネイサン(フィリップ・スタンバーグ)。優しさの塊のような旦那さんが意外なコトをやらかすのですが…。
バイタリティあふれるケイトがとにかく魅力的。
そんなケイトと、愛すべきクレイジーなママ友たちが繰り広げる世界観は、既成概念を崩してくれます!
②レットダウン:ママはつらいよ(The Letdown)
レットダウンは、2016年公開のドラマ(オーストラリア)。Netflixなどで視聴可能。
アリソン・ベル演じる産後2か月の新米ママ、オードリーの、さえない日常が地味におもしろい。
だだ漏れする女性らしさとドライさを併せ持つ現実的なオードリーと、家族思いだけどちょっと天然な旦那さまジェレミーのバランスがGOOD。ヒッピーな実母との親子関係や、ママ友間の微妙な空気などをリアルに描く。
この夫婦、典型的な美男美女ではないので、いたるところに親近感を覚えます。
下ネタ・下品な言葉多め、新米ママの苦悩・本音が丸わかりのドラマ。
ぜひオーストラリア・アクセントでお聞きください♪
2. 刺激がほしいなら、主婦×ドキドキハラハラ系ドラマ!
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日常を映したドラマも良いですが、主婦が活躍するドキドキハラハラ系もオススメです。
有名な「デスパレートな妻たち」を筆頭に、海外ドラマの中でも王道ジャンル。
ここからは、平和な日々にちょっと刺激を足したいあなたへ、ミステリーコメディからブラックコメディまでドキドキハラハラ系のドラマ5選を紹介します。
③デスパレートな妻たち(Desperate Housewives)
デスパレートな妻たちは、2004年公開のドラマ(アメリカ)。Disney+などで視聴可能。
トータル8シーズンもある人気ドラマ。これまで何回見たんだろうというくらい好きです。もうご覧の方も多いと思いますが紹介させてください。
1シーズンの始まりは超ダーク。その後は、ベースにどことなく暗さがありながらも、4人の富裕層主婦たちの強烈なキャラクターに助けられ、明るいコメディタッチのドラマとなっています。
エピソードごとに事件が起き、うまくいったかと思えば、すぐ落とし穴にハマる4人。エピソードが進むごとに、どんどん泥沼化していきます。
デス妻ファンの私としては主演4人とも大好きですが、中でもイチ押しは、スーザン・メイヤーを演じるテリー・ハッチャー。
お色気の中にある天然さがキュート。不器用でかわいいスーザンの恋は元気を与えてくれます。
デス妻を機に大スターに上りつめたエヴァ・ロンゴリアが演じるガブリエル・ソリスは、言うまでもなくMVPでしょう。
自己中でずるがしこく図々しいのに、なぜか許されちゃう美貌と愛されキャラ。あぁ…うらやましい!(本音)
④デビアスなメイドたち(Devious Maids)
デビアスなメイドたちは、2013年公開のドラマ(アメリカ)。Disney+などで視聴可能。
デス妻がお好きなら、99%「デビアスなメイドたち」にもハマるでしょう。というのも、「デスパレートな妻たち」のエヴァ・ロンゴリアとスタッフが企画・制作したのが「デビアスなメイドたち」なのです。
その甲斐あって、デス妻以上にドロドロの仕上がりとなっています(笑)
主演は「アグリーベティ」の姉役で有名になったアナ・オルティス。彼女が演じる知的なセクシーさ全開のマリソルが、冤罪で捕まった息子が関わる事件の謎を解決するためにビバリーヒルズの豪邸にメイドとして潜入するお話です。
情が深くておせっかいが過ぎるのが玉にきずのマリソルが、メイド仲間と協力し、いろいろな困難を乗り越えながら事件を解決していきます。恋あり、笑いあり、流血あり。
もう一人のイチ押しキャラは、セレブな奥さまを演じるジャンヴィエーヴ・デラトゥア役のスーザン・ルッチ。
大女優なのにとってもキュートなのです!
何が起きても、ラグジュアリーな生活を死守するために突っ走るエピソードは爆笑もの。
メイドのゾイラと築いていく友情も感動的です。
⑤グッドガールズ 崖っぷちの女たち(Good Girls)
グッドガールズ 崖っぷちの女たちは、2004年公開のドラマ(アメリカ)。Netflixなどで視聴可能。
それぞれに悩みを抱えた主婦三人組。悩み解決のために取った手段が、まさかのスーパーでの強盗。そこからマフィアに目をつけられ、次々と犯罪に手を出していき、どうしようもなくなる話です。
この三人のママ軍団が最強かつ最高で、ぜひ全女性に見てほしい!
なんといっても、主演のベスを演じるクリスティーナ・ヘンドリックスの魅力に圧倒されます。
妖艶な唯一無二の美と、かわいらしい声のギャップにやられちゃう人多し。
そんなエレガント主婦べスにもトキメキが…!
これ以上は言えませんが、ハラハラするストーリーの合間に来る、不釣り合いな恋物語は見逃せません♡
⑥デッドトゥミー~さようならの裏に(Dead to Me)
デッドトゥミー~さようならの裏には、2019年に公開のドラマ(アメリカ)。Netflixなどで視聴可能。
私が紹介するドラマの中では最も新しいドラマですね。衝撃的な始まりで一気に惹きつけられます。
主人公のリアルター(不動産業)ジェン(クリスティーナ・アップルゲイト)を中心とした物語。あるとき、ジェンの夫がひき逃げされる。悲しみに浸るのもつかの間、犯人探しに躍起になるジェン。
そんな中、大事な人を失った人が集う「遺族セラピー」に通い始め、ジュディ(リンダ・カーデリーニ)と出会う。それをきっかけに徐々に人生を楽しみ始めるジェン。その二人は親友となるのだが、ジュディは大きな秘密を握っていた…。
そんな感じのブラックコメディドラマなのですが、とにかくスピーディで、「そんなことってある???」の連続。
勝気で世話焼きなジェンと、人懐っこくて流されやすいジュディのコンビ。
最初は「ジュディムカつく!」と思っていたのに、いつの間にかジュディの味方になっている自分に驚きました。ジュディの魅力、恐るべし。
シーズン3が待ちきれません!
⑦溺れる女たち ~ミストレス~(Mistresses)
溺れる女たち~ミストレス~は、2012年に公開のドラマ(アメリカ)。イギリスのドラマ「Mistresses」のリメイク版。Disney+などで視聴可能。
タイトルどおり「愛人」だらけのドラマ。聡明でスタイル抜群のコリアン・アメリカン女優、キム・ユンジンが精神科医のカレンを演じます。
独身のカレンは自分の患者と不倫関係に。そして彼の死後、そのことが家族にバレるところから始まる泥沼不倫ドラマです。
あまりにも短絡的なトラブルが多くておなか一杯気味になりつつも、主演キム・ユンジンの美しさが私の心を鷲づかみしました!
ただ…「あなたそのキャリアとその美貌で、そんなバカなことをするんですか?」と冷静に突っ込みたくなるシーンばかり。
あきれて離脱しちゃう人も多いかも!?
3. 生きづらさを感じるなら、ファミリーごたごた系ドラマがオススメ!
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最後に紹介するジャンルは、ファミリーでごたごたしちゃう系ドラマです。
生きづらいと感じる人に特にオススメしたいのがこちらのジャンル。
大家族・自閉症スペクトラム・恋愛・家族・離婚・LGBTQ・破産などなど、ドラマチック要素てんこもりなファミリードラマ3選を紹介します!
登場人物の多様性に触れて、自分の生き方を肯定できる作品ばかりです。
⑧シッツ・クリーク(Schitts Creek)
シッツ・クリークは、2015年公開のドラマ(カナダ)。Netflixなどで視聴可能。
こちらは、今回紹介した中では少し異質なドラマです。コメディ色全開で、登場人物全員クセが強いシットコム。
タイトルからしてコメディとわかりますね。
なぜなら「シッツ・クリーク」の schitt は、英語の shit(💩)という言葉と同じサウンド。ふざけすぎですよね(笑)
セレブだったローズ一家が自己破産し、しがない田舎町「シッツ・クリーク」にてボロボロのモーテルから再出発するお話。
ジョニー役のユージン・レヴィと、その息子ダン・レヴィの親子が企画制作し主演も務めています。ときにおふざけが過ぎるシットコムですが、評価は非常に高く、エミー賞を始め多くの賞を獲得しています。
ローズ家四人とも素敵なのですが、特に好きな登場人物は、パパのジョニー・ローズ。
カナダのコメディ俳優ユージン・レヴィが好演しています。
才能ある実業家なはずなのに、どこか抜けていてお人好し。
的外れな冗談を言っては若者の失笑を誘う、かわいくて時にダンディなおじさまなのです♡
ジョニーの妻モイラを演じるのは、「ホームアローン」のお母さん役で知られるキャサリン・オハラ。
貧乏になっても生き方を変えない強さは見ていて気持ちいい。
娘アレクシス(アニー・マーフィー)の恋愛と、モイラ・アレクシス親子のファッションも要注目です!
⑨ブラザーズ&シスターズ(Brothers & Sisters)
ブラザーズ&シスターズは、2006年公開のドラマ(アメリカ)。Disney+などで視聴可能。
舞台はロサンゼルス。食品会社「オーハイ・フーズ」を家族経営する大家族ウォーカーファミリーの物語。現代アメリカが抱える問題を網羅して取り扱ったドラマです。
主演は「アリー my Love」で一躍人気者となったキャリスタ・フロックハート。キャリスタ演じるキティ・ウォーカーは、一家の二女で、ラジオパーソナリティからTVの司会者に引き抜かれたやり手の女性。ときどき母のノラ・ウォーカー(サリー・フィールド)と衝突する。
ドラッグ、LGBTQ、体外受精、アメリカ兵のPTSD、離婚、不倫、闘病、政治問題など深刻なテーマの中に、大人のしっとりとした恋愛を交えた、比較的真面目なヒューマンドラマです。
⑩ユニークライフ(Atypical)
ユニークライフは、2017年年公開のドラマ(アメリカ)。Netflixなどで視聴可能。
アメリカ・コネチカット州に住む自閉症スペクトラムの18歳のサム・ガードナー(キーア・グリクリスト)を中心としたガードナーファミリーの物語。
サムの妹ケイシー(ブリジェット・ランディ=ペイン)はボーイッシュで兄思い、走ることが好きな陸上部員。
自閉症のサムが果敢に夢を追う途中で、バイトしたり、恋したり、シェアハウスを経験したりと、いろいろな人を巻き込んで成長していきます。
邦題は「ユニークライフ」ですが、英題は「Atypical」。
Atypical とは、「通常」や「典型的」という意味の typical の反対語です。
そのタイトルどおり、このドラマには「型にはまらない」人々が続々と登場します!
私のイチ押しキャラは、コメディ俳優ニック・ドダニ演じる、サムの友人ザヒード。
キャラが立っていることもさることながら、サムへの接し方が絶妙なのです!
同情や行き過ぎた配慮なしに、全力で冗談を言ったり頼ったりと、本当にサムを慕っているのが伝わってきます。
サムの母、エルザ(ジェニファー・ジェイソン・リー)にも共感を持てました。専業主婦で、サムのことがとにかく心配なエルザ。
日々、完璧に家事をこなし夫と子どもに尽くす彼女ですが、あるとき魔が差してあることをやらかしてしまいます。
そこからの展開もおもしろいのでお楽しみに。
サムの生き方を見ていると、「自信を持って自分の好きなことをすればいいんだよ!」と背中を押されている気がします。
生きづらいと感じる人に、勇気を与えてくれる作品です。
あとがき
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ここまで、海外ドラマ歴25年の主婦ライター megan がハマったドラマ10選(順不同)をお伝えしました。
少しは気になったものがあったでしょうか?
①ワーキングママ
②レットダウン
③デスパレートな妻たち
④デビアスなメイドたち
⑤グッドガールズ
⑥デッドトゥミー
⑦ミストレス
⑧シッツクリーク
⑨ブラザーズ&シスターズ
⑩ユニークライフ
書いている途中で、「なぜ10選にしたんだろう、長い…」と後悔しましたが(笑) 何を見ようか悩んでいる人の参考になれば本望です。
忙しい育児や家事の合間に、スカッとする海外ドラマで息抜きしてくださいね!