脱スーツは、排除ではなく、適装が重要だ。
三井住友銀行は9月から、東京・大阪の本店で働く行員を対象に、原則としてスーツ着用にしていたルールを見直して、
「年間を通して服装を自由化した」というニュースを見ました。
お堅いイメージのある銀行の企業文化を変えようと8月末まで約2カ月間試行した結果、継続を望む行員が多く、通年での自由化を決めたそうです。
ガッチガチのルールに縛られているだけでは変わらないことを変えようとしたこと自体は良い取り組みだろうと思います。
しかし、その服を着ている本人が快適と思え、気温に応じた服装のチョイスをする風潮は歓迎ですが、服が職場の雰囲気に大きな影響与えるのも事実なので、あまりだらしないと逆効果の場合もあるのでは?という懸念も抱いてしまいます。なので最低限のマナーは必要でしょう。
各個のセンスや裁量に任せてしまう場合、そのさじ加減がわからない人が一定数いることは容易に想像できます。
ならば、いっそ決まりを作ってくれた方が良い、という声も出てきそうです。
とりわけ、スーツやネクタイに関しては、必要不必要の議論に出会う場面もあります。
一種の廃除に近い風潮さえ見えているように思います。
しかし、現代においての服装は、ただ無くすという考えではなく、
『どういう服装であるべきか』を合理的に考えれば良いと考えています。
実際に服装が精神に作用するという部分は否めません。
Tシャツ短パンで作業しているときとスーツで仕事しているときでは良くも悪くも気持ちが変わります。
『いやいやそもそも仕事=スーツにネクタイという意識が時代遅れだ。』という意見も見られますが、
私はそうは思いません。
簡単に言うなら、超有名高級レストランで働くウエイターがTシャツ短パンにサンダルだったら誰だって嫌でしょう?ということです。
一般企業でも、「スーツ・ネクタイ着用」などのを規定している所もあるでしょう。
クールビズ期間はビジネスカジュアルOKですが「ジーンズやサンダルはNG」などの制限も当然あります。
これは、会社の方針だったり、信頼性を大切にする職業柄だったりと、様々な理由があるかと思いますが、
スーツが嫌なら私服OKの会社で働くことをお勧めします。
特に接客業であれば身だしなみに関して制約があるのは当然な訳で、
またホテルや高級レストランは制服着用を義務付けがある一方で居酒屋では私服OKなどの差があるのも当然のことです。
確かにひと昔前からは変わってきた意識はあると思いますが、本来TPOに合わせた服装をすればよい話で、不要論を議論する程のことではないように思います。
特にスーツ慣れしている人たちは、一種の制服というかユニフォーム感覚を持ち合わせています。
学生時代、毎日制服で通っていた学校に、急に「私服で来なさい」と言われて困るのと同じ現象が起きます。
それを楽しみにする人もいるでしょうが、私が学生の時なら「ダサいと思われたら嫌だから制服にしてくれ」と思ったはずですし、そういった人も少なくないはずです。
いわゆる「服装テンプレート」を無くすだけになってしまうと、服装難民も出てくる可能性があるということです。
なので、一辺倒に「脱スーツ」を掲げて、無くすことに注力するのではなく、「時代や気候に適応していくこと」が大切で、適装化を推進する方が得策ではないでしょうか?
「脱スーツの本質は元々そうだよ」と言われてしまいそうですが、はたから見ていると、無くすということに振り切っているように感じてしまします。
書き殴り記事になってしまいましたが、言いたいことが何となくでも伝わればうれしいです。
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