東洋医学講座 第六巻 取穴編 ─ 部位別・経穴の正しい取り方 / 積聚会関連書籍
著者:小林詔司 製作:有限会社宝永企画
発行年月:1990年12月20日
A5判 356ページ
定価:積聚会会員価格 5,900円(税込)、一般価格6,940円(税込)
「はじめに」より抜粋
著者は、長年関東鍼灸専門学校で鍼灸の臨床について指導してきたが、授業の中だけで学生に十分に穴の位置を把握させることは難しく、繰り返す時間も限られていることを痛感している。
本書は、授業でも使え、またその後各自が自習できることを意図して内容を構成した。
学習は、テキストの一頁から順を追って行うが、このテキストは江戸期に原南陽が著した『経穴彙解』と共通する分類方法で、取穴学習順序が経絡単位で組まれていない点に特徴がある。
穴というものは、最初に位置が見つけられ、その後に経穴名がつけられたと考えられるのが順当であるから、まず名前よりも位置を正確に覚えることが大事である。
そのため、この学習では一経一経を追って取穴するのではなく、手部、足部などのように、身体の部位ごとに経絡とその経穴を横に見ていく。
各部における経絡の起点と終点をまず意識して、その間にある経穴を確認するという方法を採った。
目次
経絡・経穴の基礎知識
正経十二経の流注
奇経八脈の流注
上肢の取穴
下肢の取穴
腹部の取穴
胸部の取穴
背部の取穴
頸部の取穴
頭部の取穴