子供の入店拒否について

韓国で飲食店をやっていた時に、
我々のイタリアンだけがノーキッズ(6歳以下の入店NG)としていたので、軽く炎上したことがあります。差別的だと。

それについて韓国メディアから取材を受けたことがあります。
入店拒否の理由は明確で「イタリア文化に忠実なだけ」と答えました。

イタリアンには大きく分けて4つのヒエラルキーが存在し、
・リストランテ
・トラットリア
・オステリア/タベルナ
・カフェ
といった序列が存在し、それぞれにざっくりとですが制約条件が存在します。当時の我々の店は「リストランテ」で、イタリアのリストランテでも子供はお断りという店が多いことから、それを韓国でも忠実に再現しただけでした。

そう言った説明をすると納得した様子で取材陣は帰ってゆきました。
もちろん放送はされていません。

レストランには「敷居」というものが存在します。
古臭い考えとして批判する気持ちも分かりますが、僕はこの考えを尊重しています。なせならばそれを気に入るお客様を守るためです。

入店に制約条件を設定することは、結果的にその店を愛している人を守る行為でもあるという側面もあるのです。

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