【飲食】ありがた迷惑な善意
「善意に殺される」という面白いnoteがありました。
この指摘、飲食をやっている人なら分かるはずです。
お客様が良かれと思ってご来店くださっても、
「長く居座られる」「金を使わない」など、
結果的に「ありがた迷惑」につながるケースは往々にしてあります。
その結果、売上に貢献するかどうかで
お客様を「選り好み」してしまう側面があることは事実です。
上から目線だ、と指摘されればそれまでですが、
ビジネスである以上、仕方のない事です。
僕は友人の開店祝いではスタンド花の代わりに「酒」を飲みます。
「花より団子」が本音。それを踏まえての配慮です。
先の「ありがた迷惑」に対しての対策は
「次から受け付けない」といった再発防止の観点が現実的です。
これを効果的にやっているのが「高級寿司屋」です。
カウンターという性質上、お客様同士の空気が伝染しやすいため、
最初の訪問時の「客ぶり」を精査し、次の来店を拒否することがあります。
いつまでも「満席でして…」と電話でお断りを受けるわけです。
(一流店に食べログ予約がないのはそのため。)
客席が少ない店ほど、お客様の「選り好み」をする。
それが売上を左右する実態がある以上、
こういった「清濁併せ持つ」経営は必要な側面だと思います。