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無趣味のはずが、気付けば趣味で忙しい!?
「趣味は何ですか?」「休日は何をしていますか?」
職場の当たり障りのない雑談でよく出る質問だが、正直苦手だ。
プライベートな質問の中では当たり障りがなく、適当に深堀りしやすいため、私も聞いてしまうことがある。でも、苦手だ。
もともと、これと言って趣味と言えるものがなかった。
そのうえ、自分ではなく他人(元夫・家族・元義実家等)の予定を最優先にしていたため、自分が「やりたい」と思うだけでは実現できないことが多かった。
そういうことが当たり前になると、気付けば「やりたい」という気持ちすら、湧いてこなくなっていた。
そのため、離婚した直後は、休日が自由に使えることに戸惑った。何をして良いか分からず、無趣味であることを本当に悔いた。
立ち直るための方法をネットで検索すると「趣味を楽しもう」と書かれていることが多く、「あったらやってるわ!」とツッコミながら画面を閉じた。
仕事熱心だった人が、退職した後、ぽっかりできた時間をどうして良いか分からなくなっている状況と同じようなものかもしれない。
ただ、社畜の老後と違う点として、
「自由な時間なんて要らないし、望んでもいない。不自由でも、愛する人にちゃんと愛してもらえる方が良かった」
と思っていた。
それが、約1年半経った今は、
「自由時間、最高! 自分より他人の予定が最優先? そんなわけあるかー! 時間が足りないし、もっと休みが欲しいー!」
という状況になった。
ここに至るまで、自分の考え方や行動を変える練習をしてきた。令和5年度は、ずっとそういうことをしていた。
そうしなければ、この先ずっと、つまらない日々を泣きながら過ごすことになりそうで怖かった。
まずは、「やりたい」「気になる」という気持ちを抱くことができるようにするところからのスタートだった。
「今夜は何が食べたいか」「どっちを選びたいか」という小さいところから始めた。とにかく、他人のことを考えず、自分の心の声に耳を澄ませることにした。
これが結構大変だった。自分の心の声が小さすぎて、すぐに他人のことを慮ろうとする。そのノイズを排除しながら声を聞き取ることが、自分の声なのにとても難しかった。
次に、その拾い上げた「やりたい」「気になる」を、実行できる範囲でやってみることにした。
金銭面や能力面、仕事等のスケジュールとのブッキングについては考慮ししつつも、自分で自分自身に
「やりたいなら、やってみようよ!」
「これが食べたいなら、食べて良いよ!」
「行ってみたいなら、私が連れて行くよ!」
と、何度も何度も繰り返して言い聞かせ、少しずつ実行した。
すると、不思議なことに、「あなたには出来ない」と言われていたことも、やってみたら意外と何とかなったりした。
それを繰り返すうちに、「やりたい」と思う気持ちを抱くことが増えた。
さらに、「やりたい」から「やってみるか」に移行するまでの思考速度が上がり、行動力が上がった。
その結果、今月も来月も、やりたいことの予定がありすぎて、パンク気味である。
そろそろ、ただ寝るだけの休日が欲しい……。
noteも、もっと日記のような使い方をする予定が、映画を観に行く回数が増えたことで、映画記録ばかり書いている。
今月、あと最低3本は観る予定だ。
加えて、散歩やウォーキング企画にハマり、今月は毎週末、歩きに出ている。せっかく遠出するのだからと、気になるランチを食べに寄ったり、温泉に入ったりもしている。
来週も、歩きたい場所があるので、行ってくるつもりだ。
友達とも会いたいから、ランチやカフェにも行っている。
職場の同僚や先輩との飲み会にも呼ばれたら行くし、好きな先輩との飲み会も2本計画中だ。
去年までの自分と、根本的には変わっていない。
ただ、余暇時間の使い方は別人のように変わった。
「趣味は何ですか?」「休日は何をしていますか?」
と聞かれても、きっと楽しい話はできない。だから、今でも苦手な質問だ。
でも、今なら
「今は、こういうことにハマっています。この前は○○をして~」
くらいは答えられるなぁ、と思う。