佐伯きこ
映画館で観た作品を中心に、感想やその日の記録等。 好きなジャンルは、洋画・アクション・SF。 田舎在住のため、公開時期が遅めです。
つい先日、9月の振り返りをしたと思ったのに、もう10月も終わって数日経っている。10月はあっという間だったが、休日に予定を詰め込みすぎた結果、充実した日々を過ごすことができたと思う。 でも、ちょっと頑張りすぎたかな。11月は、もう少しゆっくり過ごしたい。とはいえ、すでにスケジュールはパンパンなのだが。 1.休日の朝散歩 朝というより、日中、ウォーキングイベント等に参加することが多かった。そんな日でも、よほど朝が早くない限りは、とりあえず30分ステッパーを踏んでから外
嫌なことが続いたり、仕事で切羽詰まった日々を送っていると、 「あ~、どこかに行きたい。できれば温泉街が良い。そこで数日、一人で引きこもりたい。ここから逃げたい」 という欲求が湧いてくる。 ただ、どこでも良いわけではない。 とにかく日常から離れたいつ思いつつ、でも、落ち着くところが良い。誰かとわいわい喋るのではなく、一人で静かに、窓の外をぼーっと眺めていても許されるような雰囲気の場所が良い。「外に出て観光しなきゃ」と駆り立てられるほど、遠すぎない場所が良い。そして、費
以前から、自分が認識している私自身と、他者から見た私自身の印象が異なることが気になっていた。ただの勘違いのような気がする一方で、この認識のズレがあるままでは、自分の本当の業務適正を見誤るのではないかと思い始めた。 なぜ急にそんなことを考え始めたのかと言うと、ちょうど部署異動の希望やキャリアビジョンを確認される時期が到来したからである。部署異動や転勤の多い弊社では、毎年こういった調査が行われる。 これまでも、他部署の先輩から「私のいる部署に興味はないか」と言っていただ
前回の街歩きが楽しかったので、1か月と経たずに2回目をやってきた。 休日に遊んだ記録を、好きなタイミングで記事にしているので分かりにくいが、実際には、前回の街歩きとウォーキングイベントに次いで、3週連続で徒歩散策を楽しんでいる。 こうなってくると、散歩なりウォーキングが趣味と言っても良いかもしれない。 しまねクエスト2024 前回に続き、こちらのイベントのコースを歩いてみることにした。 前回(益田市コース)の記録はこちら。1時間と経たずに終わるはずが、3時間く
長かった夏の照りつけるような太陽の日差しがようやく和らぎ、季節は秋。スポーツの秋とも言われるが、運動音痴な私には無縁である。 ただ、歩くことは好きなので、なんとなくウォーキングイベントの文言を見つけると心が躍る。田舎だからなのか、近県も含めて各地で実施しているらしい。 今までは「一人で参加してもなぁ……」と思って諦めていたが、「普段は歩かないところを歩くことに価値がある!」と考え、試しに参加してみることにした。 さくらおろち湖めぐりウォーキング大会2024 今回
9月から、1日1万歩を目指して歩いていた。達成できてもできなくても、家ではステッパーを踏んでいたくらい、秋の空気にほだされたのか歩きたくてしかたなかった。 せっかくなら、たまにはイベント等を活用して、ちょっと遠くの町でも歩いてみようかな。 そう考えていたところに、良いものを見つけた。 いずれ3コース全部やるとして、まずは益田コースからやってみることにした。なぜなら、ちょうど行ってみたいお店があったからだ。 まずは腹ごしらえ 行ってみたかったお店とは、“ねむの
自分とは何だろう。これまでは、周囲から求められる自分を演じることが大切だと思っていたし、そうしなければ存在してはいけないと思っていた。けれど、そうやったところで、他人の“理想の人”にはなりきれないし、結局離れていく人は自分の都合で離れていく。 それなら、本来の自分でいたい。もしくは、自分の“理想の人”でありたい。 ちょうどそんなことを考えていた私に、『ヒットマン』は新しい刺激を与えてくれた。 あらすじ 多彩な変装と怖さ ゲイリーは、依頼人に会う前に下調べと準備
人生とは、1日1日を積み重ねた結果だ。だから、毎日を何とか持ちこたえながら過ごしていると、「なんなんだよ、もう!」と思うことが多い。 でも、最近、ちょっと振り返って、積み重ねてきた日々を俯瞰して眺めてみたら「私にしては上出来なんじゃないの?」と思えるようになってきた。 そんな私に、ちょうどぶっ刺さる作品に出会ってしまった。刺さりすぎて、長文になった。 あらすじ すぐそこにいそうなほど、リアル 私には、役者を目指している知人もいなければ、アーティストの知人もいな
職場の人間関係は決して悪くないけれど、人の顔色を窺ってしまうせいで、いつもどこかビクビクしている自分がいる。 そろそろ中堅社員の入り口に立ちかけており、後輩指導のようなことをしないといけないのに、どうして良いか分からない。たぶん、なめられている。怖がられるよりはマシだと思いたい。 そんな、私から見たら後輩世代が主人公でありつつ、先輩世代の何とも言えない葛藤とシュールさも描いている、バッキバキに格好良いアクション映画を観てきた。 『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』
「趣味は何ですか?」「休日は何をしていますか?」 職場の当たり障りのない雑談でよく出る質問だが、正直苦手だ。 プライベートな質問の中では当たり障りがなく、適当に深堀りしやすいため、私も聞いてしまうことがある。でも、苦手だ。 もともと、これと言って趣味と言えるものがなかった。 そのうえ、自分ではなく他人(元夫・家族・元義実家等)の予定を最優先にしていたため、自分が「やりたい」と思うだけでは実現できないことが多かった。 そういうことが当たり前になると、気付けば「やりた
劇場で観る予定はなかったが、誰かに誘われて観に行くことになる作品が、最近は多い気がする。 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』も、その1つ。 三連休の最終日、家族に誘われて観に行ってきた。 ※ 1作目があまり好きではない者の感想ですので、ご容赦ください。 ※ あらすじ 観に行くつもりがなかった理由 前作の『ジョーカー』は劇場へ足を運んでいた。とても楽しみにしていた映画だった。 ただ、観終わった私の心情は、怒りの感情でいっぱいだった。 正直、好きな作品ではない
日の差す日中はまだ汗ばむくらいだが、空に浮かぶ雲の形や透き通った青空が、秋だと告げてくる。日が暮れると風が冷たく、孤独感からか人肌が恋しくなる時期がやってきた。 そんな独り身の三連休にぴったりの映画、『枯れ葉』を観てきた。 あらすじ 主人公の2人は、どちらも生活が苦しい労働者だ。 アンナはスーパーで働いていたが、融通の利かない連中のせいで突然解雇を言い渡される。次に働き始めた店もすぐに潰れ、次に見つけた工場で勤務しながら、なんとか生計を立てている。 ホラッパはか
“活動弁士”という存在を初めて知ったのは、なんとなく見ていたテレビで流れていた、映画『カツベン』の紹介映像だった。 “活動弁士”とは、無声映画に合わせて登場人物に声をあてたり、状況や場面の説明を行うことで、観客を楽しませる職業らしい。 私は、カラーテレビが各家庭に普及した時代に生まれ、何なら地デジ化も幼い頃の記憶である。映画は当然カラーだった。 出張や旅行で都会に行けば、IMAX、4DXやScreenXといった、地方の映画館では観ることのできない新しい劇場に足を運
半年前に行われた人事評価のフィードバック面接。 「下半期の総合評価は“良(普通)”です」 優・良・可のうちの“良”。 課長からそう言われたとき、妙な納得感を抱きながら「頑張っても意味ないな」と諦観した。 去年の私は散々だった 降って湧いてきた離婚の話にメンタルをえぐられ、新年度の開始と同時に弁護士と精神科の予定を取り付けた。プライベートはボロボロ。 仕事の方も、チームのサブリーダーが抜け、肩書のない私が実質サブリーダーとしての働き方を要求されるようになった。
今日(2024年10月8日)は、二十四節気の1つである「寒露」だ。 草木に冷たい露が降りるほど冷え込みが増す時期という意味らしい。 実際、今日は朝から雨模様で、いつもより一層冷え込んだ。ついに長袖シャツを出してしまった。クールビズ期間中である10月末までは半袖で乗り切りたかったのに……。ちょっと悔しい。 10月も上旬が終わろうとしている。もたもたしていたら、すぐに11月が来てしまいそうなので、そろそろ今月のやりたいことリストをまとめよう。 先月から始めた「今月のやり
20代をすべて捧げた相手に浮気されて離婚し、1年ちょっと経った。 さすがに毎日泣いてどうしようもない地の底のようなメンタル状態は脱したが、まだまだ立ち直れたとは言い難い日々を送っている。 離婚して以降、ちょっとしたことで泣いてしまい、辛くなってしまうことから、感情が揺さぶられることが怖くなってしまった。そのため、映画鑑賞が趣味だったのに、ここ1年は映画館に行くことがほとんどなくなっていた。 そんな中、SNSで予告を見て気になっていた『ポライト・ソサエティ』が、最寄り