シェークマン

ある地方都市の BARでの 心ある会話と現実とフィクションの間を 少しだけ ほんの少し…

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ある地方都市の BARでの 心ある会話と現実とフィクションの間を 少しだけ ほんの少しだけ 覗いて下さい。

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    今宵もカウンターでの悲喜こもごもの色々なよもやま話に耳を傾けて、夜は更けていく。 貴方と貴女の吐息の色が聞こえる位の細やかな時を、静かに過ぎ行く二人の世界が素敵以上の物を感じさせています。

記事一覧

梅雨時の時期になると必ず苦悩するのが、「この時期にピッタリなカクテルを」とのご要望。
すぐに頭に浮かぶのが紫陽花で色は紫系と、何の変哲もないヒネリもない物しか思い浮かばない自分の才能が悔やまれる。
もっと多方面に学ぶ事をしないと出すものが無い。日頃の勉強不足が自分の足をひっぱる。

シェークマン
3か月前
1

弥生三月、雛祭りの日も過ぎたのにまだまだ寒い日が続く。
気持ちとはうらはらに目からは春の芽吹きが、耳からは鳥の囀りが、鼻からは春の花の香が漂ってくる。今宵のお酒も目、耳、鼻から感じるカクテルを飲み、気持ち豊かに酔いたいな。

シェークマン
6か月前

こんな寒い日、何呑んでる?
田舎から出てきてこんなにも雪がふる日の表参道の何となく懐かしさの残るこの通りの、あのバーで、温かいカクテルをマスターにお願いしょう。まだ明日が来る前の今日のうちに。

シェークマン
7か月前

寒い夜が続いてるね。今日あたりははアイリッシュ・コーヒーが出そうだ。最近、近くに有った同級生の自家焙煎コーヒー店が移転したんで、コーヒー豆の調達が出来なかったので、買い出しに行くスーパーの軒先で若者が出店しているコーヒー豆を購入してみた。よし!アイリッシュ・コーヒー作るぞ。

シェークマン
8か月前

 みんな寒い夜に何飲む、
夜空には、まあるい満月。
日本酒かなと思う帰り路、家に着いて「今日は鍋ですよ」と「日本酒も用意してますよ」
と妻が言う。
僕はなんだか冬もいいねと心の中で呟いた。

シェークマン
9か月前

「今夜は寒くなってきたね」
「こんな夜は無性に温かいカク テルを飲みたくなるね」「そう言えば去年の秋に急に寒くなってその角を曲がった先のBARのドアの小窓から暖かそうな灯りが洩れいて咄嗟に中に入った」
「僕は思わず、ホットバタードラム2つとマスターに告げ君の目を見て微笑んだね」

シェークマン
11か月前

夕方からの涼しい風に、幾分寒くなり始めた夜の入り口につい酒場の扉を押して「マスター、何か秋のカクテルを飲みたいな」
と綺麗に整ったスツールの1つに腰掛けて、出てくるのを待つ。
「今日は冷えそうですね」マスターはそう言いながら手早く秋色のサイドカーを僕の前に置いて「秋、ですね」。

シェークマン
11か月前

初めてのシーシャバーで
飲んでるハイボールが、フルーツのフレバーで華やかに彩られてる。そう爽やかな香りを放つ彼女が横に居て今にも僕の首に細い腕を回して優しい吐息を僕の鼻をくすぐる匂いと似てるとカウンターのシーシャをぼんやりと眺めながら幸せな夜を過ごしてる。

1

随分久しぶりに映画「ローマの休日」を観た。
僕の中で今頃気付いた事、アン王女が執事から渡されるホットミルクを飲むシーンで使われているグラスがバカラのグラスであることに気づいて、王女が滞在する位のホテルならば当然だなと想いを馳せ。今夜も同じバカラのグラスで貴女にカクテルを。

台風一過とはよく言ったものだ

今日、紫の花が沢山見える道を少しだけ登って行く、君と歩いたあの日の、あの道と似ていて、雨の降る今日のような夕暮れ時に、紫陽花色のレインコートを着た君の憂いた横顔が僕の方を見て、何かをつたへたい事を僕は笑って頷いた。サヨウナラ。

みんな春の寒い日何してる、僕は少しだけ春の気分になりかけてまた、冬に逆戻りかと寒さに身を引きしませて夕闇の街に出て行った。
僕はもう春の匂いを嗅いで街を歩く、何だか足取りが軽い夕日の方を見て早く君に逢いたくなった。急ごう僕。

雨の夜にバーに行く時何を飲もうか。
ドアを開けマスターに雨の日に似合うカクテルはと聞いた、でも思いたったフレーズがレイニー・ブルーあのカクテルを飲みたいでもそんなカクテルあったかな。
マスターに雨の日のカクテルを創ってもらおう。

1

夜中に帰って来て、何を飲もうか 今日はまだ飲んでないのでビールかハイボール、、、。大寒波の夜に飲む酒は。
昨日、寝れなかったんでアイリッシュ・ウイスキーを使った「アイリッシュ・コーヒ」で眠りに着けるかな、温かい酒でゆったりした気分で酔い眠りたい。 

寒い夜の終に。

2

寒い。いつもより冷えてる 店の温度も何時の間にか下って、場所によってはさらに寒い、エアコンはすぐに温かい風は出してくれるが万能ではない、何処か融通が利かない。
人間が造った物に人は完璧を求め然し人間が造った物はそう完璧ではない。
でも、そこが良いんだ、
Barの寒い夜。

「三日月」

 今日仕事終わりに、自転車で帰る途中に三日月が僕を見ながら付いて来る、待てよ、僕が追いかけてる、どっちでもいいや、走って色んな角を曲って家路に着く僕にはどっちで…

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梅雨時の時期になると必ず苦悩するのが、「この時期にピッタリなカクテルを」とのご要望。
すぐに頭に浮かぶのが紫陽花で色は紫系と、何の変哲もないヒネリもない物しか思い浮かばない自分の才能が悔やまれる。
もっと多方面に学ぶ事をしないと出すものが無い。日頃の勉強不足が自分の足をひっぱる。

弥生三月、雛祭りの日も過ぎたのにまだまだ寒い日が続く。
気持ちとはうらはらに目からは春の芽吹きが、耳からは鳥の囀りが、鼻からは春の花の香が漂ってくる。今宵のお酒も目、耳、鼻から感じるカクテルを飲み、気持ち豊かに酔いたいな。

こんな寒い日、何呑んでる?
田舎から出てきてこんなにも雪がふる日の表参道の何となく懐かしさの残るこの通りの、あのバーで、温かいカクテルをマスターにお願いしょう。まだ明日が来る前の今日のうちに。

寒い夜が続いてるね。今日あたりははアイリッシュ・コーヒーが出そうだ。最近、近くに有った同級生の自家焙煎コーヒー店が移転したんで、コーヒー豆の調達が出来なかったので、買い出しに行くスーパーの軒先で若者が出店しているコーヒー豆を購入してみた。よし!アイリッシュ・コーヒー作るぞ。

 みんな寒い夜に何飲む、
夜空には、まあるい満月。
日本酒かなと思う帰り路、家に着いて「今日は鍋ですよ」と「日本酒も用意してますよ」
と妻が言う。
僕はなんだか冬もいいねと心の中で呟いた。

「今夜は寒くなってきたね」
「こんな夜は無性に温かいカク テルを飲みたくなるね」「そう言えば去年の秋に急に寒くなってその角を曲がった先のBARのドアの小窓から暖かそうな灯りが洩れいて咄嗟に中に入った」
「僕は思わず、ホットバタードラム2つとマスターに告げ君の目を見て微笑んだね」

夕方からの涼しい風に、幾分寒くなり始めた夜の入り口につい酒場の扉を押して「マスター、何か秋のカクテルを飲みたいな」
と綺麗に整ったスツールの1つに腰掛けて、出てくるのを待つ。
「今日は冷えそうですね」マスターはそう言いながら手早く秋色のサイドカーを僕の前に置いて「秋、ですね」。

初めてのシーシャバーで
飲んでるハイボールが、フルーツのフレバーで華やかに彩られてる。そう爽やかな香りを放つ彼女が横に居て今にも僕の首に細い腕を回して優しい吐息を僕の鼻をくすぐる匂いと似てるとカウンターのシーシャをぼんやりと眺めながら幸せな夜を過ごしてる。

随分久しぶりに映画「ローマの休日」を観た。
僕の中で今頃気付いた事、アン王女が執事から渡されるホットミルクを飲むシーンで使われているグラスがバカラのグラスであることに気づいて、王女が滞在する位のホテルならば当然だなと想いを馳せ。今夜も同じバカラのグラスで貴女にカクテルを。

今日、紫の花が沢山見える道を少しだけ登って行く、君と歩いたあの日の、あの道と似ていて、雨の降る今日のような夕暮れ時に、紫陽花色のレインコートを着た君の憂いた横顔が僕の方を見て、何かをつたへたい事を僕は笑って頷いた。サヨウナラ。

みんな春の寒い日何してる、僕は少しだけ春の気分になりかけてまた、冬に逆戻りかと寒さに身を引きしませて夕闇の街に出て行った。
僕はもう春の匂いを嗅いで街を歩く、何だか足取りが軽い夕日の方を見て早く君に逢いたくなった。急ごう僕。

雨の夜にバーに行く時何を飲もうか。
ドアを開けマスターに雨の日に似合うカクテルはと聞いた、でも思いたったフレーズがレイニー・ブルーあのカクテルを飲みたいでもそんなカクテルあったかな。
マスターに雨の日のカクテルを創ってもらおう。

夜中に帰って来て、何を飲もうか 今日はまだ飲んでないのでビールかハイボール、、、。大寒波の夜に飲む酒は。
昨日、寝れなかったんでアイリッシュ・ウイスキーを使った「アイリッシュ・コーヒ」で眠りに着けるかな、温かい酒でゆったりした気分で酔い眠りたい。 

寒い夜の終に。

寒い。いつもより冷えてる 店の温度も何時の間にか下って、場所によってはさらに寒い、エアコンはすぐに温かい風は出してくれるが万能ではない、何処か融通が利かない。
人間が造った物に人は完璧を求め然し人間が造った物はそう完璧ではない。
でも、そこが良いんだ、
Barの寒い夜。

「三日月」

 今日仕事終わりに、自転車で帰る途中に三日月が僕を見ながら付いて来る、待てよ、僕が追いかけてる、どっちでもいいや、走って色んな角を曲って家路に着く僕にはどっちでも良かった。

 家に着いて君とよく飲んだクラフトビールをベランダで飲みながら夜の空を見上げた。
東京の夜空でも見えているかな、君も見てるならどんな風に見えてるかな。
彼女は忙しくしているだろうし、ましてや夜の空を見れているかも分からない。

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