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行間から滲み出る雰囲気 ~読書中に感じること 1~

最近読書ができていない。本を読むことは好きなのに時間がなくて、、というありふれた言い訳を心の中でしながら、読んでない。

まるで、君のことは大事だと言いながら連絡をちっとも寄越さない彼氏(夫)のようだ。好きってその程度か?みたいな。

そんな、読めていないけど読みたいんだ、という気持ちを抱えて、先日本屋に立ち寄ることができた。

衝動買いしたのが西加奈子さんの『おまじない』。

本屋で西加奈子さんの名前をみた瞬間に、頭のなかで『さくら』『漁港の肉子ちゃん』『サラバ!』を読んだ記憶が蘇った。自分が読んだ限りでは、いわゆる「普通」の人たちとはかけ離れた行動・思想が所狭しと駆け回り、なぜか自分の過去を強く想起させる、そんな作家さんだ。

うまく言語化できていないけれど、作家さんにしろ、noteを書いている人にしろ、この行間から滲み出る雰囲気というのがある。

顔を見たわけでもなく、声を聞いたわけでもない。単なる文字の羅列。それでも雰囲気というのは出る不思議。この雰囲気に惹かれ、次の作品を読んだとき、期待どおり味わえたという幸福感は読書好きには共感してもらえるはず。

読書をしていて、色んな好きな瞬間があるが、まとまらないのでまずは1つとした。

明日からはそんな期待をもって『おまじない』を読む。






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