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[日常] 私のNZの暮らし方 vol.11- 英語でもなんでもないミスを犯した日 -
ブレナムに引っ越してきてからというもの、マッサージ開業の準備をしつつ、紹介されたタイ人オーナーの飲食店で働いている。
ある日、オーナー夫人に、「Do you have a minute?(ちょっと話あるんやけど〜)」と開店10分前ほどに呼ばれ、なんだろうと思いつつ、彼女のところに行ってみると、ちょっと笑いながらも持っているのはレシート。まだ店は開店時間になっていなかったから、そのレシートは確実にその日よりも前の日のもの。
自分がミスしているなんて微塵も思わず、「What’s up?(どうしたの〜?)」と呑気に聞く。
そしたらその持っていたレシートを指差し「Look at this! (これ見て!)」と指差された先を見ると、、、
「$77.70」
「…!!!(ヤバっ!!)」
なんと、本当は「$7.77」のところを「$77.70」もお客さんに請求していた!だいたいのお客さんがデビットカードやらクレジットカードで支払うし、間違っていることはないだろうという信頼関係のもとお互いに数字を確認せず、とんでもないミスを犯してしまった私。
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最後に「0」を入力してしまった自分の行動もかなり謎だし、もう衝撃的すぎて、自分が英語でもなんでもないミスをしてしまったことがとんでもなく恥ずかしい!!!(レジとカード決済のマシーンが別れていて、自分で数字を入力しなければいけないカードマシーン)
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どうやら、そのお客さんから電話があったらしく、「She sounded not happy at all.」と、オーナー夫人。当たり前や!!笑 詐欺や、詐欺!!
お昼頃にそのお客さん来るから謝ってねって言われ、もうその人が来るまでドキドキソワソワ全く落ち着かない。頭の中で平謝りの練習を再度繰り返す。
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そして来たのが超がつくほどの常連さん。たくさん喋るってほどではないお客さんだったけど、「You have nothing to sorry about !!!」って言ってくれて、なんかちょっとホッとして、この人は神様かな。と思った。
まあそれにしても、こんなイージーミスをした自分が信じられなかったし、お客さんにもオーナー夫人にもとんでもない迷惑をかけてしまったな、と反省。
そして、何よりもこの出来事で心に残っていることは、「 Don’t worry! Everyone can make a mistake! (ミスは誰にでもあるよ)」とオーナー夫人が言ってくれたこと。その一言が罪悪感に浸っていた私の心を軽くした。そして、私のミスによって起きたことを淡々と説明してくれて、だから次から気をつけてねって、笑ってた。
日本人の国民性、教育なのか、自分の育てられ方の影響なのか、はたまた両方なのか、割と完璧主義な性格であることに自分でも自覚していて、「間違ってはいけない、完璧にこなさなくてはいけない」というのが、頭のどこかにある。
最近では少しマシになったかな、と思ったけど、今回のミスで最初に頭をよぎったことは、「あ、怒られるかも」だった。
「ミス=怒られる」っていう価値観?になるのかな?がいまだに抜けきれないでいた自分に、オーナーが言ってくれた一言はすごくハッとさせられたし「あ、ここで働くって決めてよかったかも」と思った瞬間だった。
という話。
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