釈迦力メンバー紹介④ 小耳鋏うさみ<脚本集表紙・Xアカウントのお知らせ>
この度、私たち釈迦力ウエンズデイは「文学フリマ東京39」に参加します。
私たちの出店ブースナンバーは「つ-22」です。
この度、中短編脚本集「線香が消えるまで」の表紙が完成しました!
収録脚本のタイトルをご紹介します。
味野たたき 『光』
天才雨男 『深山の使者』
飴玉 『空に消えた祝儀泥棒』
犬木久太朗 『終活』
小耳鋏うさみ 『おにんぎょうあそび』
味野たたき 『夢見る深海魚』
映像にすると10分~60分未満程度の脚本の詰め合わせです。
盛り沢山な内容となっておりますので、ぜひお手に取ってみて下さい。
また今更ながらXアカウントができましたので、こちらもよろしければチェックお願いします!
最新情報などを更新予定です。→ @shakariki_wed5
読者の皆さまの中に、「12/1は東京ビッグサイトに行くぜ!!」という方がいらっしゃいましたら、是非”釈迦力ウェンズデイ”のブースにお立ち寄りください。
これまでnoteにあげたシナリオの感想などもお伺いできれば最高にうれしいです。
【文学フリマ東京39 出店情報】
📍ブース:つ-22
🗓12/1(日) 12:00~開催
🏢東京ビッグサイト西3・4ホール
📕イベント詳細→ https://bunfree.net/event/tokyo39/
Webカタログ https://c.bunfree.net/c/tokyo39/w/つ/22
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第4回 小耳鋏うさみ
はじめまして、小耳鋏うさみです。
「声に出して楽しい名前にしたい」
そんな思いから、”こみみはさみうさみ"を名乗ることにしました。
私は妙に昔から、少しぞくっとする不思議な話を好んで生きてきました。
「世にも奇妙な物語」や「夢のチョコレート工場」などの独特な雰囲気、
2021年日本公開のロルカン・フィネガン監督、『ビバリウム』の世界観なんて大好物です。
中でも”マネキン”や”人形”が動くドラマや映画にはとても惹かれるものがあり、
初めて作ったショートムービーでもキーワードにしています。
そういえば小学校の頃は「人形劇クラブ」にも所属していました。
さて、自己紹介を書くにあたり、最近思い出したことがあります。
あれは私が5歳の時だったか、家族で観光に行ったときのこと。
「アメリカの暮らしの歴史」を再現した舞台を鑑賞するアトラクションに入りました。
舞台はそれぞれの時代ごとに区切られており、その舞台の周りを客席が円形に回転していくスタイルになっています。※どうでもいい図
舞台で演じるのは人間ではなく、マネキンです。
舞台上では、マネキンたちがナレーションに合わせて自動で動いていきます。
お料理をしたり、掃除をしたり……
古い時代から新しい時代へ進み、順調に現代の暮らしの舞台に差し掛かろうと客席が回転を始めようとしたとき、
突然、客席の回転装置が止まってしまいました。
ナレーションも止まり、静かな空間となった会場。
舞台だけが電球色のライトに照らされ、客席は真っ暗。
舞台上のマネキンたちだけは、同じ動きを延々と繰り返しています。
周りのざわめきはお構いなしに、60年代あたりの暮らしを再現し続けるレトロなマネキンたち……
単なる設備故障だったのですが、
不気味な空間に取り残され、見せつけられたマネキンたちの姿が
5歳の私には刺激的だったのかと思います。
もしかすると、当時見た景色や恐怖を再現したくて創作を始めたのかもしれません。
……そんなことを思い出しました。
noteを読んでいただいている皆様の創作の原体験には、
どんなエピソードがありますでしょうか。
12月の文フリや、お会いできた際にお話できましたら幸いです。
最後に、こんなことを書きましたがホラー映画は大の苦手です。
→次回の自己紹介は、味野たたきです。よろしくお願いします。