ヘルプマークを見たら助けてあげて
昨日は訪問看護師さんとヘルプマークについて話した。
私はヘルプマークを付けているのだが、ヘルプマークを付けていてもあまりメリットを感じられなかったので、2つここで綴らせてもらう。
まず、私がヘルプマークを付けている理由としては、精神疾患が原因で、公共交通機関に乗るとめまいや呼吸困難が起き、立っているのが困難だからである。
会社に勤めていた時は、通勤の際に度々倒れて意識がなくなってしまうこともしばしばあった。
周りの方や救急隊員、公共交通機関にも迷惑をかけてしまうため、公共交通機関を利用する際はおとなしく優先席を譲っていただくようにしている。
しかし、世の中からのヘルプマークへの意見はあたたかなものだけではなかった。
1つ目。暴言。
ある時、ヘルプマークをつけて電車の優先席に座っていたら、後から乗車してきたご高齢の方に「若い奴がそんなものつけて座れると思うなよ。」と指を指された。
稀な例かもしれないが、非常に怖かった記憶がある。
隣の妊婦さんも巻き添えになり、「お前はなんで座ってるんだ若いのに。」と言われていた。
その妊婦さんは「妊婦なので」と冷静に伝えていた。
私は申し訳ないという気持ちで座っていたため、心の中がザワザワして気分が悪くなった。
そりゃもちろん私だって必要な人には譲ってあげたいと思う。
座席でなくても最悪地べたに座ることもできるわけで、譲って欲しい旨を伝えてくれればこちら側も譲ることができたと思う。
突然の暴言は怖い。
今の世の中反論したら何されるかわからないので、恐怖でしかない。
2つ目。見ないふり。
優先席に座っている方が、チラッと私のヘルプマークを見て、スマホをいじったり寝たふりをされることが多かった。
特に、こちらから声を掛けるにも、寝たふりをされてしまうと声をかけるのをためらってしまう。
私も会社勤めの時は帰りはヘロヘロで、歩くのすら辛かった日だって度々あったので、疲れている方がいるのは理解しているつもりだ。
ただ、私の場合急を要するので、そう言った人が優先されるべきなのではないだろうかと考える。
当事者の私がこうした意見を上げるのは非常に怖いが、、
優先席の使い方については、様々な意見があると思うが、私の他にも同じように困っている人は多くいると思う。
どうか、優先席前に来たヘルプマーク所持者には席を譲って欲しいと切に願う。
ヘルプマークを付けてわざわざ優先席の前に来るということは、優先席が必要である可能性が高いということを認知しておいて欲しい。
これは、いち障害者の意見として、心の底からのお願いだ。
席を譲っていただく立場ゆえに、大きな声では言えないが、真っ当な理由で利用しているということを忘れないでいて欲しい。
特に年齢層が高くなるにつれて多いと見受けられるが、ヘルプマークについて認知がない方は、ぜひ認知しておいていただきたい。
社会情勢など、周りの環境については、常に最新の情報にアップデートする必要があると思う。
反対に、優先席を積極的に譲ってくださる方には感謝しかない。
その優しい心をいつまでも忘れないでほしい。
きっといいことがあると思う。
むしろいいことがあって欲しいと思う。
わがままだと思う方もいるかもしれない。
それでも、ヘルプマークの重要性については全国民に理解しておいて欲しい一つの知識であると私は考えている。
目に見えない障害や病気を抱えているからこそ、ヘルプマークが必要なのだ。
今一度、自分の行動を振り返ってみてみてほしい。
また、私の障害が寛解したり、発作が起きなくなったら積極的に優先席を使ってもらえるように声をかけるつもりだ。
当事者は声をかけづらいため、障害者や病気の方に寄り添える人間でありたいと思う。
ちなみに余談だが、できるだけ迷惑をかけないように公共交通機関の利用は避けるようにしている。
どうしても利用する際はロマンスカーを利用、車で行き来できるところは車を利用するようにしている。
肩身が狭いが、これで周りの人が幸せなら私はこれでいいと思っている。
ただ、ヘルプマークの重要性を理解して欲しいという願いは変わらない。
賛否両論だと思うが、ここまで読んで下さった方には感謝しかない。
ここまで読んだあなたに幸せが訪れますように。