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顔面痙攣と発声障害の原因を考えた話
わたしは小学生頃から、極度の不安やプレッシャーを感じると顔面痙攣が起こることを認識していた。
そして、昨年秋頃(留学中)から、発声障害のようなものも認識し始めて、今年になるとそれは更に酷くなっていった。
ある場面になると、思うように声が出ない、喉の奥が締め付けられるような感覚になり、声を出そうとすると涙が止まらなくなる、同時に顔が震えて止まらなくなる。最近は、手まで震えることがあり、冷や汗が止まらず吐きそうな感覚に押し潰されそうになる。
つい先日、学校初日の朝。いつも通り深めに日傘をさしながら、人の顔が見えない姿勢で駅へ向かって歩いていたら、見知らぬ男に叫ばれた。外に出る際は、常に大音量で音楽を聴いているため、何を叫ばれたのかはわからなかったが、わたしが急いで逃げると、その男は何かを叫びながら走ってわたしを追いかけ回してきた。
本当に怖かった。
必死に走った。
急いで人の多い駅構内に逃げたが、過呼吸になり冷や汗が止まらず顔と手が痙攣して止まらなかった。
いっそのこと死にたかった。
泣きながら電車に飛び乗ったが、汗と涙で崩れた髪型とメイクでより酷い顔面になった上、学校初日というプレッシャーで吐きそうだった。
それでも、強い責任感と完璧主義な性格ゆえ、時間通りに学校へ向かった。
見知らぬ人だらけの学校初日、思うように声が出ない。挨拶すらまともにできない。そんな自分が嫌で仕方なかった。こんなはずじゃなかったのに。きっと初日からわたしの第一印象は最悪だろう。
予想通り、誰とも親しくなることはなく学校初日は終了した。とにかく一刻も早く1人になりたくて、誰もいない安心できる場所に帰りたくて、一目散に学校を飛び出て帰宅した。
人に顔を見られるのも、人と目を合わせるのも、人に何かを言われるのも全部怖い。だから、外に出る際は絶対に日傘を手放さないし、音を遮断するために大音量で音楽を聴いている。それでも、そこまでやってもだめだった。この経験は、わたしの男性嫌悪を更に強くした。
それでも、学校は通わなければならないので、登校したし、もっと日傘を深々とさして外出するよう心がけた。こんな話、誰にもできないし、きっとドン引きされるのでnoteに収めるくらいしかできない。だから、初めてここに吐いた。
今回のことに限らず、わたしには男性嫌悪が強くなる原因がたくさんあった。人に話せないようなことばかりなので、わたしを知る人は、なんでわたしが男性嫌悪が酷くずっと1人でいるのか理解できない人もいるだろうが、人には知らない方がいいこともあると思う。
発声障害を認識し始めてから数ヶ月経った4月初め、「イップス」というドラマを視聴した。
イップスとは、今までできていたことがあるきっかけを境にできなくなることでスポーツ選手に多い症状である。
ドラマを見て、わたしもこれだと確信した。
きっかけはいくつもありそうだが、声が出なくなった原因は確実にある。きっとかなり根深いもので、そう簡単には治せないのもわかっていた。でも、これを克服しなければ普通の社会生活が送れないのも自覚しているので、向き合わなければいけないのだろう。
2月から暦上では、変化の年「辰年」となり、身を持って「変化しなければならない時」を痛感させられている。今のところ「良くない変化」ばかりなので、「良い変化」となるよう、己と向き合い治療していかなければならないと強く感じている。