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【第12話】ルールに縛られず生きるということ

こんばんは。

社会福祉士しぶでございます。

みなさま、どうお過ごしでしょうか?

ここでは、

家では上から4歳男の子と0歳女の子の父さんをさせてもらいながら、

仕事ではいろいろな理由を抱えている子どもが暮らす施設の職員をしたり、

これからの子育てや福祉を考えるコミュニティを運営している私が、

みなさんと一緒に毎日の気づきを共有したいと思い、始めたnoteです。

さて、今日は〝ルールに縛られず生きるということ〟というテーマでお話ししたいと思います。

結論から言うと、『今あるルールって、いま本当に必要?』『必要なかったら、そのルール壊そうぜ』というお話です。

みなさんは、小学生や中学生時代、
友だちにモノをもらったりあげたり、
借してもらったり貸したりした経験はありますか?

だいたいの人があると答えるのではないでしょうか?

ぼくが働く子どもの施設では、
〝子ども同士の貸し借りはしてはいけない〟
というルールになっています。

「変なルール!」
「なんでそんなルールあるの?」
という声が、みなさんから今にも聞こえてきそうですが。笑

なぜ、貸し借りはダメよ、というルールがあるかというと、
答えはシンプルで、

ケンカやトラブルの多くが、モノのやり取りから生まれるからです。

モノのやり取りから、
上下関係が生まれたり、そこで服従関係が生まれたりといった具合に発展していきます。

「子ども同士の貸し借りはしてはいけない」というルールは、
子どもたちが安心して暮らせるように、

〝子どもたちが暮らす場所が危険でおかされないように〟
というオトナの心配りからルールができたのです。

子どもみんながフラットな関係になるように、
〝子どもを守る〟〝良い関係をなるべく維持する〟
ひとつの方法だと思っています。

それと、もうひとつ理由があります。
施設で暮らす子どもの多くが、愛着障害をもっています。

愛着障害をもった子どもたちは、
親から大切に育てられてこなかった影響で、モノを大切にできないことがあります。

せっかく他の子からもらっても大事にしないことで、
あげた子からするとイヤな思いをする。

そんな子には、まずは〝自分のモノを大事にする体験〟をしてほしいのです。

こうして書いてみると、
ルールが〝オトナ目線〟なのがよく分かります。笑

実は、この〝貸し借りはしちゃダメよ~〟というルールを作って提案したのは、わたし自身なんです。

でも、このルールをやって分かったことがあります。

ルールがあっても、
子どもたちはオトナが見えないところで交換しています。

ということは、
やはり、そこには需要があるんだと思うんです。

子どもたちには、みんなと交換したい思いがあるのに、
それを無視して、
「ルールで決まっているからダメ」
と言い切って終わりはいかがなものか。

オトナのただの押しつけなんじゃないか。

そんなオトナの背中を、わたしは子どもに見せたくない。

交換するからこそ生まれる友情みたいなものも、
やっぱ大切だと思うんです。

自分たちが、子ども時代に体験してきたことと同じように。

ケンカしても、トラブルになってもいい。
そこから相手の気持ちを考えられる学びの場になった方がいい。

ぼくは、これから自ら作ったルールを壊しにいきます。

ルールとは、今いる子どもたちに合わせて見直していくものだから。

ここまでお読みのあなたはどうですか?

人って、何歳からでも変われると思います。

もし、自分と同じように、子育てや人間関係に葛藤があるならば、

心のなかに矛盾した自分がいるならば、ぼくと一緒に考えませんか?

挑戦しませんか?

ということで、今日は〝ルールに縛られず生きるということ〟というテーマでお話しさせていただきました。

みんなが過ごしやすくなるために、
古いルール、時代に合ってないルールはどんどん見直していきましょ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

社会福祉士しぶでした。

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