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【国試】令和4年度社会福祉士国家試験 ~社会理論と社会システム①

社会階層と社会移動の諸概念について


純粋移動

移動機会の多寡によって左右される移動を指します。
社会成員にがそれぞれの社会的地位に基づく平等の機会の大きさを示す。
たとえば、先祖代々続く漁師の家計でも、個人ががんばれば弁護士になることもありますよね。


庇護移動(ひご)

あらかじめ定められたエリートの基準に見合う者だけが育成され、エリートとしての地位を得ること。
将来のエリート予備軍は既存のエリートによって選抜される。
エリートの地位は特定の外的基準によって授けられる。


構造移動

産業構造や人口動態の変化によって社会的地位の移動を余儀なくされることをいいます。
階級の構成比率の変動の効果(たとえば、時代が下るに連れて農業の占める割合が小さくなり、サービス産業が大きくなるといった産業構造の転換はこれにあたります)を表わします。


業績主義

個人の能力や成果によって社会的地位が与えられることをいいます。
業績主義によって適材適所が可能となり、組織の効率的運営、ひいては社会の進歩がはかられると評価されている。


属性主義

当人の実力や実績よりも、家柄・身分・性別といった出自に関する要素(=属性)を重視して、考課などの基準とすること。
本人の努力によって変更することができない要素によって社会的地位が与えられること。
社会学において「業績主義」と対比される概念。


世代内移動

一個人の一生の間での社会的地位の移動。


世代間移動

家族2世代以上にわたる社会的地位の変化のことです。
たとえば、子ども(世代)の移動を親の社会階級に関連づけた場合。




今日のところはここまで!
社会福祉士目指すみなさま、一緒に頑張りましょー!

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