コロナ報道について
連日のメディア報道の在り方がおそらく間違っているせいで、現状の日本のコロナ社会が出来上がったと思う。「感染者数」「死亡者数」「病床使用率」が目立つので、世の中慣れてしまって効果は無い。むしろ「慣れ」を生み出したことは「逆効果」だったと言う事ではないか。
知りたいのは「どうすれば防げるか」「どうすれば感染するか?」の徹底して具体的な情報。また、全人口中今、なん%が感染したか?そしてそのうちなん%が復帰したか?各パターンでのワクチンの接種率は?効果は?
また「治療薬」の現状。正直ワクチンより「治療薬」が出れば恐るるに足らずかと思うので、実際いま有効な治療薬はなん%進んでいるか?
感染者数などの連日の報道が、国民が飽きる原因でコロナを加速させている要因でもあると思うので、もう少し同じ回数「治療薬の現状」「回復報道」や「対策報道」をお願いしたい。
「家にいましょう」「誰かのために」とか、歌の詩じゃないんだから、もっともっと具体的にしたほうがいい。
「暗記型義務教育」のおかげで今の国民のほとんどは、「白か黒か」で言われないとわからない。「曖昧」も嫌うし。だからしょうがないけど、もっと具体的な報道が必要。右も左も関係ない。
医療、病床の逼迫、「医療従事者は大変」も、当然だけど「そればかり」をメディアがやることで人の心理として「飽きる(どうでもよくなる)」人が一定数出ることはもう誰もがわかっているはず。もし「コロナを軽視している人」を作りたく無いなら、メディアの現状の「連日報道」は逆効果な気がする。
もっと、個人レベルでの具体的な「注意点」例えば「大声で話さない」ではなく、小声だろうがどんな場面で感染につながるか。など。軽視している人は「大声じゃ無いからいい」「20時までなら遊んでいい」と、メディアや政府が出す「対策の線引き」を逆効果として受け取っている。
もうわかっている人は十分わかっている。問題は「軽視している人たちが増えていく現状」だ。
政治のタラレバはどうでもいい。今「未来」「明日」良くなるには一人でも多くの人が、「正しく怖がる」こと。「具体的に正しく」だ。
上げ足を取る報道で「未来」がよくなるなら続ければいいけど、もう1年で結果は出たはず。良くならならなかった。昨年に比べて良くなっていない。
もちろん政治の責任は大きいが、国民をコントロールできるチカラを持っているのがメディア。流行りや若者の趣味趣向変動を創り出せるチカラがあるのだから、本気でコロナ対策はできるはずだが…。
誰が悪いとか、何が悪いとか、そんなことを言ってても若者は振り向かないし、大人がそうだと、子供たちも「誰かを責める人格」ばかり増えるだけ。
子供達は大人の鏡なんだ。「いい大人」を見て育つ環境が少なすぎる。なぜなら「悪いこと」ばかりが報道されるから。
何が「悪い」と同じ数、同じ時間、「何が良い」をこの国に増やすべき。
なり手は「良いと思ったこと」に影響され魅力を感じ目指すことで増える。
今「悪いこと」を多めに報道することは逆効果だと思ってしまう。意見が真逆になることは人間である限り仕方ない。だからこそ「受取手」がどう判断するかによる。だからこそ「悪」と「善」を同じボリュームで報道しないと世の中が傾いていく一方かと感じる。