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【つれづれ日記】「お金のためだけの仕事」は続けられるか?

「寝てるだけで30万円」どう思う?


人生アガってるごく一部の方を除き、社会人のほとんどが「生活のため」に働いていると思う。
もちろんボクもそうだ。

「生活のため」ということはすなわち「生活費を稼ぐため」であり、要するに「お金のため」だ。
それなら、究極的には「少ない労力でたくさんお金がもらえる仕事」がベストになるはずだろう。
なのに、「必ずしもそうじゃないんじゃないか」と思うボクがいるのだ。


そもそもなぜこんなことを考えているのかといえば、おおよそTwitterが原因だったりする。

noteを始めるにあたって、発信の窓口を増やそうと思い一緒にTwitterを始めた。
現状Twitterはnote更新通知の吐き出しbotと化しているのだが、そんなボクでもフォローしてくれる方がいる。
しかし、なぜかそういう方々はブログなりアフェリエイトなりをしていることが多く、収益金額を声高に発しているのだ。
noteと親和性が高いのだろうか?

そんな方々のブログをチラ見すると、たしかにちゃんとしたビジネスとして取り組んでいるんだろうなぁと思う方もいる。
「3ヶ月で月収100万円達成!」なんて言葉を見ると素直に「いいなぁ」と思う。
そういった情報を発信している方はだいたい自分の成功手順を有料コンテンツとして販売しているので、ホントにいいなと思うならさっさと買って試してみればいいと思う。
思うのだが、なぜかぜんぜん食指が動かないのだ。

もちろん理由として「怪しい」とか「信用できない」みたいな部分もあるだろう。
でも、そう思わないようなしっかりした情報を発信している方に対しても「いいなぁ」で終わってしまうのだ。


そこで冒頭の話に戻るのだが、ボクは仕事を「お金だけで見ていない」のではないかと思ったわけだ。

こういったときはもっと極端な例で考えてみよう。

1、「寝ているだけで30万円」の仕事

治験なんかが実際にあるが、新薬の投薬を受けてあとは部屋で過ごすだけという仕事。
好きな時間に寝て、好きな時間に起きて、マンガなんかも希望すれば貸してもらえる。
これで1ヶ月30万円。
どうだろうか?

2、「意味のない作業で50万円」の仕事

これはあくまで仮定の仕事。
在宅OK&PC貸出で、エクセルの左上から「1、2、3、、」とセルごとに数字を入れていく。
一番下まで数字を入れ終わったら、ファイルを閉じてゴミ箱に捨てる。
ゴミ箱を空にしたらまた新しいエクセルを開いて同じ作業。
作業しているかどうかはときどきチェックが入る。
これを毎日7時間、週5日で月収50万円。
どうだろうか?

3、「簡単な作業で20万円」の仕事

知り合いが実際にしていた仕事。
自部署のファイルボックスに書類が溜まったらその書類をそれぞれ担当の部署に運び、届け先の部署から自部署宛の書類を取ってくる。
近くであればキャスター付きのイスに座ったままでもOK。
これを毎日7時間、週5日で月収20万円。
どうだろうか?

○感想

あなたはこれらの仕事があったらやりたいだろうか?
ボクはいずれも1ヶ月もたない気がする。

1は、人生で1回くらいならやってみたいかも。
2は、近いもので「穴を掘って埋めるを繰り返す」という自衛隊の体力づくりがあるが、いずれも拷問の一種じゃないかと思う。
3は、慣れてしまうと居着いてしまう恐れがあるが、1年くらいしてから「何やってんだろ」って真顔になりそう。


どれも今のボクの仕事と比べて「楽に稼げる仕事」である。
仕事が「お金のため」のみならば間違いなくこちらを選ぶべきだ。
でもボクは「嫌だな」と思う。
ということはボクが仕事をする理由は「お金のため」のみでは無いということになる。

ボクはたぶん仕事に「やりがい」や「成長」、誰かからの「感謝」を求めている気がする。


Twitterの話に戻るのだが、なぜブログやアフェリエイトに魅力を感じないのかを考えてみた。

ボクは別にこういった稼ぎ方を「詐欺だ」とか「悪徳だ」と思っているわけではない。
言ってしまえばこれらは広告業であり、彼らのやっていることは便利だったりお得だったりする情報にCMをくっつけているだけだ。
YouTuber とやっていることはさして変わらない。

しかし気づいたことがある。
ボクはこういったサイトにお世話になったことがほとんど無いのだ。


たしかに「格安SIM会社比較」などの情報を時たま見ることはある。
しかしそのページのリンクから企業のサイトに飛んで契約を結んだり、Amazonリンクから購入したりということをしないのだ。

要するにボクはこれらのサイトに感謝したことが無い。
逆に考えると、こういったサイトを作る仕事は「誰かに感謝されることが無い」と無意識的に思っているのではないだろうか。


そうなると、こういった稼ぎ方はボク的には「お金のため」だけの仕事になる。
それでは先ほどの例と同じになってしまう。
だからいくら楽に稼げるとしてもやる気が起きないのだ。


誤解のないように言っておくが、これらの仕事が一律に「感謝されない仕事」だとか「やりがいのない仕事」だとか言いたいのではない。
あくまでボクの経験では無意識的にそう感じてしまうというだけの話だ。


あなたは仕事に何を求めているだろうか?
そして今の仕事ではそれを満たせているだろうか?

たまにはそんなことも考えてみてはいかがだろうか。


今日はこんなところで。
では!

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