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女性のための糖尿病生活 No.3 食事量とインスリン量

  前回「女性のための糖尿病生活 No.2」では私の出産体験を座談会形式でお伝えしました。そこでもふれていた出産前の入院時に、私は日記を書いていました。久々に読んでみるとすっかり忘れていることばかりでした(笑)。
 そこから、少しだけここに書いてみたいと思います。

食事量とインスリン量

9月6日
 6:00 起床、心音異常なし。今日からインスリンの量が増えた。
 朝N18単位+R4単位
 夜N4単位+R2単位

9月8日
 6:20 起床、心音異常なし。
 早朝、日本語教師通信講座を少し勉強する。
 今日は食事負荷試験と一日血糖測定日。清水先生が前回の血糖測定値がかなり高かったと告げにきた。食後2時間がかなり高かっただけではなく、その後さらに上がっていたらしい。清水先生は分食のやり方を考えたほうがいいね、といっていた。けれど、分食するといってもいただいた果物を食べるぐらいだったので、どうしたものか。でも、食前が 234m/gはやっぱりまずい。 ということで、またインスリン量を増やすことになった。

 朝:ヒューマリンN22単位+R4単位
 夕:ヒューマリンN4単位+R2単位

 さらに明日から点滴が再開され、あのマイトス中にもR を4単位混合するそうだ。インスリン量が増えるから、低血糖に注意しなければ。
「先生、食事が多いんじゃないんですか?」と尋ねてみると、
「あなたの体重で食べすぎということはない」と言われてしまった。
 とにかく、食べるのはかまわないらしい。

9月9日
 7:30起床、心音異常なし。
 点滴 10:10~12:10  20:22~22:26 
 今日はとても眠かった。検温や心音検査でナースがきても起きられなかった。夢をたくさん見た。
 7:30 になってやっと検尿カップが気になって起き出す。
 今日からまたインスリンの量が増えた。
 朝:N22単位+R4単位、それに加えて点滴にもR4単位が加わる。

 そこで今日は念のために自己血糖測定をしてみることにした。
 8:00 朝食前148、やはり高かった。朝食前、運動のために売店まで歩いて往復。エレベーターではなく階段を利用したのに。
 点滴が始まったので食後2時間の測定はしなかった。
 点滴終了後に測定してみたら、LOが出た。低血糖だ。
 相当インスリンが効いている。それと朝食が少ないのかもしれない。急いで昼食を食べた。
 
 1:30、採血のついでに血糖測定すると、222、かなり高い。
 昼食が多すぎたのか? 昼食直後にやってきた清水先生曰く、
「やっぱりちょっと急激に増やしすぎちゃったかしら」。
 食事とのバランスの問題だろう。私は自分で努力してみようと思った。
 そのあと、インスリンの混合方法について先生から指導を受けた。

 17:50、血糖値160。さっき、3階まで階段を昇ってきたけど、なかなか下がらない。もう少し運動したほうがいいのかなあ。
 18:00、夕食。量がとても多いのでお弁当箱に残して調整した。それでもおなかいっぱいになった。
 19:00   シャワータイム。
 20:00 血糖値190。
 うーん、高い。
 20:22 から点滴を始め、終わった 22:26 にも測定して、142。

 残しておいたお弁当を食べるほど低くなっていないので、冷蔵庫に入れることにした。ちょっと食事の量が多すぎるんじゃないかなあ。

9月10日
 7:30 起床、心音異常なし。体重 47.5㎏
 点滴 9:15~12:00  20:30~23:00 
 血糖値   8:00=110    12:00=149  14:10=194
     18:00=248  20:00=220     23:00=134

 体重が1週間で 1.5㎏ 増えた。順調ということかな。
 朝食時に、夕べ食べ残したごはんを食べた。食後3時間半で血糖値149。ちょっと高いかな。昼食も少し残したのに食後2時間で194、まだまだインスリン量が足りないのかもしれない。

 このように血糖値の数値に一喜一憂するばかり。運動量は少ないし、血糖値が下がらないのはしかたなかったのでは、と今なら思う。体を動かせば血糖値は下がるのだから。
 食事量とインスリン量だけでなく、本当は運動量をしっかりと考慮する必要があると思う。そして、日常的に運動することで、インスリンの効き方も変化する、ということを私は知るのだった。





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