むかしむかしのその昔⑨ 音楽と演劇
私も長いこと生きているので(1000年くらい?)、むかしむかしの話をときどき書きたいと思います。
私が昔いた家には、あちこちからいろいろな人が訪ねてきていました。
今夜はそのなかの一人、土取利行さんのお話です。
私が初めて土取さんを知ったのは彼のレコード「Breath- Solo Voice (1979-80) 音を聴く感触」でした。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、少し土取さんのプロフィールを紹介させてください。
土取さんはご自分で「祭太鼓がルーツ」というほどの祭り好きでした。高校からロックバンドでドラムを演奏していましたが、クラブのジャズ演奏を聴いてジャズの洗礼を浴び、その後はジャズに明け暮れたのだそうです。それからしばらくして、土取さんはピーター・ブルック劇団の笈田(おいだ)ヨシさんに出会います。そこから彼はミルフォード・グレイブス、スティーブ・レイシー、デレク・ベイリー、そしてピーター・ブルックにたどり着きます。
1985年、土取利行さんは演劇界の巨匠、ピーター・ブルックと『BATTLEFIELD-戦い終わった戦場で-「マハーバーラタ」より』を日本で上演。二人のコラボレーションは40年以上続きました。
わー、こんなに簡略化して書いているのに、土取さんの紹介だけでも話が長いですね(笑)。
実は私がここに書きたかったのは、【映画】「注目すべき人々との出会い」だったのですが、もう日付が変わろうしているため、今日のところはここまでとさせていただきます。
土取さんのお話も、もっともっと書きたかったのだけれど、ごめんなさい。次回はG・I・グルジェフ原作の「注目すべき人々との出会い」について書いてみたいと思います。
むかしむかしのその昔、第1回「音楽と演劇」は土取利行さんのご紹介でした。
では、みなさんおやすみなさい。よく眠れますように!