28:ぼくが欲しかったのはきみだけだったのにな
人一倍幸せに憧れて夢を見て現実と比べて絶望する。はやく死にたい、ODしてもリスカしても死ねるわけないってわかってるのに愛されていないと実感するのが辛い。だれもぼくのことを好きになるわけないのに縋って適当な扱いをされてもこの人から離れたら偽物の愛だったとしてもぼくのことを愛してくれる人なんていないかもしれないという恐怖で離れられないでいる。心も身体もボロボロでもうなんのために生きているのかも分からない。愛して欲しいぼくだけ、視界の中に入れるのも話すのも出掛けるのだって全部全部全部全部全部全部全部ぼくだけでいいよ。となりで誰かと話すきみをみてると気が狂いそうになる。寂しい、誰かと一緒にいてもぼくはひとりぼっちで、まわりに薄い膜がはられているみたい。インスタのストーリーでぼくの好きな人たちが出掛けているのをみて泣いた。あそこにぼくは入れないんだ。別の場所を探さなきゃ、ぼくだけをみてぼくだけを愛してくれる場所。何処に行けばそれが見つかるのでしょうか。ぼくがいちばんわかってる、ぼくなんて愛す価値などないみんなの言葉が嘘に聞こえて信じられなくて苦しくて勝手に自分から距離をとって勝手に虚しくなって泣いている。なんて自分勝手なんだろう。いつからこんなふうにしか人と関われなくなったんだろう。