勘違い・行き違いをなくす話の聞き方(その1)
いつもは「伝える側」の視点で、「どうしたら伝わりやすいか?」「どうしたら行き違いを防げるか?」といった内容を書いていますが、聞き手側にとっても、大事なことってありますよね。
今日はそんなお話です。
勘違い、行き違いといったミスコミュニケーションが起きるときは、どんなときでしょうか?
「そんなつもりじゃなかったのに」
「言ったはずなのに……」
「そう受け取りましたか!?」
みたいなこと、ひとつやふたつ、あったりしませんか。
私も上司からの指示を受けて、そのときは分かったつもりでいたのに、いざ仕事に取りかかろうとしたら、「どういう意味だっけ?」と分からなくなり、勝手に判断して間違えて怒られるという失敗をやらかしたことがあります。
取材のときも、「ふむふむ」と分かったつもりで、いざ原稿を書こうとしたら、噛み砕いて説明できないことに気づき、あとからもう一度「こういう意味でしょうか?」と聞き直さなければならなかった……なんていうこともありました。
聞き手側って、本当は分かっていないのに、その場の雰囲気で、なんとなく「分かったつもり」になることがよくあるんです。
だから、話の中で自分の知らない言葉や表現が出たときや、ちょっとひっかかったところがあれば、やはり相手に確認してみるのがベストですよね。
つまり、相手の話したことが、頭の中にくっきりイメージできないときは、色々と質問をして「解像度」をあげていくことをおすすめします。
その「解像度」をあげる質問ですが、3つあります。
今日はその中からひとつご紹介しますね。
その質問とはこちら↓
「つまり、◎◎ということですか?」
相手の話した内容について、「自分がイメージしたこと」「解釈したこと」を相手にぶつけてみるのです。
もし合っていれば、「そうそう、そんな感じ」と相手は答えてくれるでしょう。
もし少し違うなら、相手は、「ちょっと違うかな」と言ってもっと分かるように説明してくれるでしょう。
そうやって、相手の伝えたいイメージと、自分の受け取ったイメージをすり合わせていくと、勘違い、行き違いはかなり防げるはずです。
「つまり、◎◎ということですか?」
ぜひ使ってみて下さいね。