「おいしい」という言葉では「おいしさ」は伝わらない
こんにちは。
「難しい」を「易しい」に変える伝え方ナビゲーター 深谷百合子です。
3月に熊本に行ったという話を前回書きました。
熊本では、説明100式のワークショップを開催したのです。
ワークショップには11名の方にお集まりいただき、ワイワイガヤガヤと楽しくワークを行いました。
そのワークショップで、とても印象的な説明をしてくださった方がいました。今日はその一コマをご紹介します。
「伝わる」の第一歩は「イメージを共有すること」
説明100式の本にも、「伝えたこと」と「受け取ったこと」は本当に同じか? という項目があります。
ここがずれていると、勘違い、行き違いが起こります。
それだけでなく、具体的なイメージが思い描けないと聞き手の気持ちが動かないから、具体的な行動にもつながりません。
だから、大事なのは「ありありと見せること」
ワークショップでは、「熊本のおすすめ」について説明して下さった方がいました。
説明の内容は次のようなものでした。
・熊本市は市民の水道水の100%を地下水で賄っていること
・地下水が豊富な理由
・加藤清正公による治水・利水工事の恩恵も受けていること
・誰もが美味しい水を味わえるように、市役所や熊本駅に水飲み場があること
数字や具体例、エピソードが盛り込まれ、地元の人でさえ「へー、そうなの?」と言うほど。
説明を聞いていると、阿蘇の雄大な自然の恵みを受けた清らかな水が脳裏に浮かび、「飲んでみたい!」という気持ちになりました。
もしこれが、こんな説明だったらどうでしょう?
「熊本は地下水が豊富で水がおいしいの! 市役所に水飲み場があるから、とにかく一度飲んでみて!」
「おいしい」と言われても、ちょっと漠然としすぎているから、わざわざ市役所まで行こうという気持ちにはならないかも……。
「おいしい」という言葉では「おいしさ」は伝わらないけれど、具体例やエピソードを使うと「おいしさ」って伝わるのです。
そんなことを皆さんと一緒に体感したワークショップでした。
そういう説明ができるようになるのに特別な能力は要らないし、難しいことでもないのですよ。
大事なのは、どれだけ具体的に示せるかということです。
そのためには、「素材集め」が必要ですよね。
ではどうすれば?
というわけで、ここからはご案内です。
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通信受講、後日録画受講もあります。
実際に見かけた「伝わらない」事例を使って、伝わるためには何をどう変えたらいいのか、皆でワイワイガヤガヤしながら考えていきます。
「わかりやすく伝えているはずなのに、たびたびお客様から質問がくる。そのたびに仕事が中断されて困っている」
「社内のコミュニケーションを改善しようと色々手を打っているが、効果が上がらない」
「丁寧に説明したのに、真逆の解釈をされてしまう」
そんなお悩みをお持ちの方はぜひ、3回の講座を通して、説明力をアップさせてみませんか。
「話が一発で伝わるようになり、仕事の効率がアップ」
「考え方の違う人にも納得して動いてもらえるようになる」
「提案がすんなりと受け入れられるようになる」
そんな未来を手に入れてみてくださいね。
それでは、また。
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