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勘違い・行き違いをなくす話の聞き方(その2)
「そんなつもりじゃなかったのに」という勘違いや行き違い。
前回のブログでは、「聞き手側の立場としては、相手の話したことが頭の中にくっきりイメージできるまで、色々と質問をして「解像度」をあげていくことをおすすめします」というお話をしました。
その「解像度」をあげる質問は3つあり、前回ご紹介したのは
「つまり、◎◎ということですか?」
という質問でした。
今回ご紹介する質問は
「たとえば?」
「なにかにたとえるとしたら?」
です。
これは特に、相手が専門用語や業界用語、流行のカタカナ語などを使ったときに、この質問をしてみると有効です。
なんだか聞き慣れない言葉でも、前後の文脈から「何となくこういうことかな」と推測することもあると思います。
また、カタカナ語とか出てくると、何となく気後れして聞きづらいとか、「よく聞く言葉だけど、雰囲気しか分からない」ということもあったりしませんか。
たとえば、「DX」なんていう言葉。
私なんてつい最近まで「デジタル技術を使って何かするんだろう」ぐらいの認識でした。
よく聞く言葉だと、何となく雰囲気で分かったつもりになっていたりします。
そういうとき、「たとえば、どういうこと?」と具体的な事例を聞いてみたり、「今の◎◎って言葉、似たようなものにたとえるとしたら何?」と聞いてみましょう。
改めて聞かれてみると、相手自身も実は「分かっていなかった」などということもあったりします。
自分のよく知らない言葉が出てきたら
「たとえば?」
「なにかにたとえるとしたら?」
と質問を繰り出して、イメージを形作っていくことをオススメします。
それでは、また。