「昔はクソだった」という大人よ、クソな子供はどうすればいい
昔は孤独だった、昔は青かった、昔は周りが見えていなかった。そんなことを言う大人。
でも○○に出会って自分は救われた!なんて言う大人。
教えてくれよ。
どうやったらそれに出会えるんだよ。
私は18歳、きっと大人が「あの頃」と指して言うような年齢だろう?
悩んでるよ。
周囲は勉強ができて、没頭できる趣味を持っていて、気の合う仲間がいて。上手くいかないことに対してどうすれば上手くいくのか悩んで。人間らしい悩み抱えながらも楽しく生きているじゃないか。
私には何もない。虚無のような人生。空気みたいに息を潜めて、それなりの友人の間の潤滑剤。必要とはされても、部品じゃなくて整備道具。
必要とされてるだけいいじゃないかって?こんなもの生きた心地がしないよ。
贅沢な悩みだって?比較すんなよ。これは私の抱えてる悩みでそれ以上でも以下でもないんだよ。
友達はいないわけではないから孤独ではない。
勉強は世間では中の上?学校では下の下。
趣味と言えるのは、音楽くらい?それだけじゃ悩みは消えない。
考えているうちに
何に悩んでいるのかわからなくなる。
悩みの解決ではない。
悩んでいる事実だけが心にドス黒く浸透していくだけ。
まるで風呂のカビのように。
どんなヒットソングでも救えない命
音楽に救えない私の命は、何によって救われるの?
どれだけ好きなものでも、それに私は救われていない。
目先の希望があったところで、将来への絶望はなくならない。
履き違えたプライド抱えるだけ抱えて、拗らせて腐った。
まだやり直せるならやり方を教えてよ。
まぁ自分が何に悩んでるかわからないから他人のあなたに答えが出せるとも思わないけどさ。でもさ、答えなんて出せなくてもいいから。
ひとつだけ教えてよ
10代で抱える不安や孤独、コンプレックスから抜け出せた大人のあなた。あなたに教えてほしい。
悩んで暗闇の中にいるまだ10代の子供は、どう悩みと向き合えばいい?
せめて息ができるようになりたい。一人だけで苦しんで、救いを求めて足掻いて、息抜きができるような楽しいことを探しても、いくら探しても、どこへ行っても息ができないんだ。強がれば強がるほど、孤独も、恐怖も、悲しみも、強く深く広がっていく。心を蝕まれて、動けなくなってしまったよ。
それに加えてこんなご時世だ。人に会えない。
そんな中で、ずっと好きだった俳優は自ら命を絶った。ファンに彼の命は救えなかった。いや、少しの希望になれていたとしても、救いきることは出来なかった。
そのせいでという言い方は絶対にしたくない。
だけど、ショックは大きすぎた。
私の心は、完全に止まってしまった。何をもってしても動かすことができない。何も手につかない。言葉は、考えれば考えるほど、何も発言できなくなる。言葉は零れない。零していいものではない。浅はかな考えで吐き出された言葉は凶器だ。強い意志を内包した言葉ほど、内外問わず傷を付ける鋭い凶器になりうる。言葉は、言葉にしたせいで、どこかの誰かが必ず傷付く。例外はない。だから、慎重に選んだ言葉でないといけない。
今までどれだけの人を傷付けてきてしまったのだろう。考えるだけで恐怖が広がっていく。生きていることすら罪なのかもしれない。そうも考えてしまう。でも、最も身近にいるのは、私が死んでは悲しむ家族だ。家族を悲しませる罪の方が重いのは当然だ。死ねない。
誰の言葉も私を救わない。
お前の言葉は私に届かない。
助けて。どうかこの息もできない孤独と後悔と不安から救い出して。
息がしたい。
相反するいくつもの思想の中で葛藤する日々を独りで続けるのはもう無理だよ。
限界なんてとっくのとうに超えてるんだよ。もうとっくの昔に壊れてるんだよ。
どうすればいいの。