体重104kg→63kgに!医者から「もう歩くことは難しい」と言われてから、2年かけて東京→上海と同じ距離の1800km走ってダイエットしてついでにフルマラソン完走した話 ⑧
さて、皆様、ここまで散々引っ張ってきましたが、初フルマラソンのことは今回で最後になります。
今日の記事で8回目になりますが、実は当時のことを自分メモにしてあったことを改めて書き起こしている感じになっているため、なかなか進むことが出来ませんでした。大変失礼しました。
思えば独立前の交通事故による大怪我から運動のできない体になり、 その後は仕事でまさにドラマのような天国と地獄を味わい、肉体的にも精神的にもボロボロだった私がフルマラソンに挑戦するわけです。
色々弱気になったこともありましたが、
絶対に完走する!
ココはブレなかったですね。
1週間前の30kmランは失敗しましたが、本番までの準備をどうすればよいかは、懸命に色々調べました。
天気予報だと本番当日は曇りだが気温は夏日ということで、涼風効果のあるウェアを買いました。
あとはエネルギーを蓄えるため、カーボローディングなるものをパーソナルトレーナーの知人に教えてもらいました。 ホントは3日前から行うのがいいらしいのだが、 自分は知ったのが遅く、前日から・・・ おかずをほとんど食べず、炭水化物だけをひたすらとる。 結果2日間で2kg増。
前日は、楽天で買った当日用のエネルギー補給のエイドをウェストポーチに全部入れて 軽めのジョギングとウォーキング6kmで体調を確認。
準備も万端。当日は5時起き。睡眠は多めのほうがいいということで 19時に就寝・・・
しかし・・・ なれないことはしてはいけない なぜか22時に起きてしまう・・・ 繊細な私はこうなるともう寝れないわけです笑
とりあえず、消化のいいおかゆを食べても眠くならない・・・ やばい・・・ 飲めないお酒を無理やり飲む・・・ 2時ごろようやく就寝。
5時起床。ウェアを着たらゼッケンの位置が気に入らないので、5回くらい付け替えているうちに時間になりそそくさと家を出る。
15分で会場に到着して、セレモニーみたいなことをやって、9時にスタート。自分は申告タイムが遅かったこともあり、最後尾からのスタート・・・ てか、スタートしているはずなのに、まったく動かない・・・ 最初の1kmは8分で走る予定が倍の16分かかってしまって・・・
とにかくみんな速いのですよ。でも、これにペースを惑わされてはいけないのです。
今回、自分の決め事として、 給水は全部取る。 食べ物は自分が用意したものだけ。6kmごとに補給。 塩飴も6kmごとに補給。 これだけ・・・ あとはとにかく自分のペースと守ること・・・・ たとえ、その時に聴いている音楽がTRFのEZ DO DANCEだったとしても、 絶対にペースを上げない。人についていくとかしない。
5km地点・・・親が介護施設の人と応援に来てくれた!泣きそうなくらい嬉しかった!
ちなみに、そのあと私が通ると沿道からの応援がすごくて、私も調子に乗ってみんなに手を振っていたら、私の後ろ5mを走っていたゲストランナーの芸人さんへの歓声だったことがわかり、あたかも知り合いに手を振っているかのように演じたりもしておりました笑
10km地点・・・ 右足の靴の中に小石が入り、すごく気になる・・・ 途中から左足のほうにも入り、軽くイラッとする。
15km地点・・・ ちゃんとペース守れている
中間点・・・ 歩く人だらけになって、自分はドンドン抜いていく立場に・・・ そして、自分の走ったことのない未知の領域に・・・
30km地点・・・ まだいける?って思う反面、もうタイムを気にする余裕はない。 最初の、歩いちゃおうかな症候群に・・・
35km地点・・・ 雨が降り出す。マラソンすると35kmに壁があるっていうけど、 私にはよくわからなかった。 ちなみに、ランナーズハイってのもよくわからなかった。
40km地点・・・ 土砂降りに・・・ あと2km・・・ サラブライトマンの曲が私を後押し!
歩きたい・・・もったいない やめたい・・・もったいない の繰り返しがこだまする ラスト1km・・・ ここでタイムが気になる・・・ なんとかサブ6に・・・ ラスト500mで、急に足がガクッときた・・・ ヤバい・・・ ラストスパートが出来ない・・・ でも歯を食いしばって
感動のゴーーーーーール!!! キタ━━━━o(*´∀`)○━━━━━!!
タイムは6時間25秒・・・ 25秒が微妙に悔しいですが、それよりも気になることがある・・・ それは迎えに来ているはずの友人がゴールのところにいない・・・
何?あの感動のゴールシーンを写真におさめて無いの???
ってことで、すぐに友人に電話。
「おい!ゴールしたぞ!」
「え?ゴールしたの?リタイアすると思っていたからコースの途中を探していたんだけど・・・」
・・・・・・・・・・・・ はあ???
「ごめん。疲れた。一度切る・・・」
とりあえず、完走した場合の参加賞と、おにぎりとドリンクと完走証をもらい、 手荷物受け取りに・・・
するとなんと、完走証をみたら、スタート地点からのタイムは5時間53分05秒になっている。
一応サブ6ということで、自分で勝手に納得
友人とも合流し、私のスマホで写真を撮らせ、 なんとか参加した証拠だけは残す笑
総括:
医者からもう歩けないと言われても、歩けると信じてやれば、何とかなるし、諦めなければ何とかなる。
状況の違う人には温度差があると思いますが、 目標を決め、それを達成する喜びというのは計り知れないし、人を成長させてくれることを身をもって感じることが出来ました。
何度も何度も諦めたいと思って、でも泣き言を言ったところで、結局、誰も助けてくれないし、 最後まで自分の足で走らなければゴールすることはできないんだよね。
人に話して愚痴ったところで、やめちゃえば?って言われたり、先ほども言った温度差にガッカリするだけで、 結局は自分の人生は自分の責任で進んでいくしかないってことかなと・・・。
長々とお読みいただきありがとうございました。
いつもサポートいただきありがとうございます!サポートいただいたお金は、共感していただける事業主様向けの勉強会で使用する文房具やコミュニティ運営に役立てさせていただきます。