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残業時間が月160時間=過労死ラインの2倍なのに残業代はゼロ!? 株式会社八木クリエイティブは団体交渉に応じ早急に労働環境改善してください!!
ブラック企業ユニオンは、先日、株式会社八木クリエイティブ(本社:新宿区、http://www.yagi-cr.co.jp/)に団体交渉を申し入れました。同社社員であるデザイナーのAさんは、過労死ラインを大幅に超える長時間労働を行ってきましたが、これまで残業代が1円も払われていませんでした。このため、団体交渉の要求事項として、未払残業代の支払いと労働環境の改善を求めています。
しかし、同社はやりとりは書面で行いたいと一方的に通知し、団体交渉に応じようとしません。これは、労働組合法が禁止する不当労働行為です。
組合員Aさんの声
自分は平成26年から平成29年まで、株式会社八木クリエイティブで、某広告代理店からの業務委託という形で大手紳士服量販店のチラシ・DMなどのデザイン制作業務に従事していました。(現在は育児休業中)
業務は、サービス残業月160時間を超える過酷な状況下でも迅速に対処しなければならない消耗の最前線での仕事でした。
一般的にデザイン・クリエイティブ業界では、裁量労働制などの導入で長時間労働は当り前、「残業は、個人の能力によるもの」などという風潮が蔓延しています。
小社では繁忙期には、「始発で家に帰ってシャワーだけでも浴びれる時間がとれれば良い」くらい、現場の人間も麻痺し思考停止状態に陥っています。
そんな環境で真のクリエイティビティが発揮できるでしょうか?
会社は社員を、「人の財産」=「人財」とは思わず、いくらでも代替えの効く「人材」=「コスト」として考えているとしか思えません。
当然、そんな会社に見切りをつけて、自分が入社後5年間で半数以上の社員が退職しいています。
たとえ派遣や新入社員で数的に補填できても、その繰り返しなので、必然的にノウハウは蓄積されず、無駄な伝達事項や作業も増え、現場は疲弊して行きます。
残業代請求について、入社時の会社側の説明では、「本人の裁量に任せて仕事をしてもらっているから残業代は存在しない」(裁量労働制を導入しているわけではない違法状態)。
そもそも、タイムカードなどの適切な労働時間管理も行われていない、残業自体が許される36協定・就労規則等も開示されないまま、個人の裁量でどうこうできる仕事量を逸脱して五月雨式な修正を深夜・休日問わずこなすような毎日。
その中でチーム長としてそれまでの基本給を削られ、その分、謎の管理職・勤続手当等に振り分けられるという不利益な給与形態の変更などが、十分な説明もないまま平成28・29年と続きました。
娘の誕生を期に育児休業を取り、長時間労働の改善と未払い残業代請求のためブラック企業ユニオンに加入し、八木クリエイティブに対し団体交渉の申し入れを行いました。
しかし、現在も正当な理由のない回答期限の先延ばしや、連絡方法について会社が一方的に指定するなど、団体交渉に応じない不当労働行為を続けています。
復職後、近い将来、娘に
「おとーちゃん ぶらっくきぎょーで はたらいてる」
なんて、心配かけたくありません。
会社側は早急に団体交渉に応じて、組合と一緒に労働環境の改善、健全化に取り組んでもらえることを願います。
八木クリエイティブは早急に団体交渉に応じてください!
違法で過酷な労働環境を改善してほしいと申し入れをしたことに対して、不当労働行為というさらなる違法行為をしてくる八木クリエイティブの対応は、まともな会社ではありえません。
会社には、Aさんの声を真摯に受け止めて、一刻も早く誠実に対応してほしいと思います。
会社が組合との話し合いと労働環境の改善に取り組むよう、みなさま、ぜひご支援ご協力をお願いします。
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