SaaSマーケティング調査レポート|ブランディング・データ連携の取り組みが加速!
こんにちは。SaaS Growth Partners です。
BtoBデジタルマーケティング支援を事業の柱の一つとする株式会社メディックスは、SaaS企業のデジタルマーケティング支援を目的に、直近1年以内にSaaSプロダクトのマーケティング業務に関わった258名を対象としたアンケート調査を実施しました。
今回は、調査結果のサマリをお届けします!
SaaS プロダクトのマーケティングに携わる方たちの取り組みを収集した本調査を参考に、自社のマーケティング活動を見直すきっかけになれば幸いです。
なお、調査結果全文は以下リンクより無料でダウンロード頂けます。
引用される際は注意事項をご確認ください。
本記事内では、一部画像が見えづらい箇所があります。予めご容赦ください。
調査概要
マーケティング業務のKGIと組織間の運用方法
マーケティング部門の最優先KGIは「受注金額」
KGIは、マーケティング施策経由の「受注金額」が26.4%で最も多く、次いで、マーケティング施策経由の「受注件数」が14.0%と続きました。また、KPIは、KGIと同様の項目が上位なものの、「SQL」が36.0%、「MQL」が36.4%と前項の設問から回答の増加幅が大きい結果となりました。
過半数を超える企業が他部門のKGI・KPIに関与
The Model型組織における、KGI・KPIの運用方法について聞いた設問では、56.8%が「他部門のKGI・KPIに関与」と回答しました。部分最適ではなく部門横断でKPIマネジメントに取り組んでいることが伺える結果となりました。
マーケティング予算の増減
マーケティング予算は39%が増加と回答
マーケティング予算が「101%以上増加」と回答した方は37.9%、「減少」と回答した方は7.4%でした。SaaSプロダクトにおけるマーケティング投資は昨年比で増加が見込まれる結果となっています。
全体予算のうちデジタルが占める割合は50%未満が約半数
前項の設問にて、SaaSプロダクトにおけるマーケティング投資は昨年比増加が見込まれる中、「デジタル領域が占める割合は50%未満」の回答が半数でした。次項の設問でもご紹介しますが、コロナ禍を経て、デジタルに加え、オフラインを組み合わせた活動の重要性が増していることが伺えます。
実施中のマーケティング施策
オフライン展示会の実施が50.8%と前回調査より12.4%上昇
2021年の前回調査より、「オフライン展示会の実施」が12.4%上昇。コロナ禍を経て、オフラインも重要なチャネルとして施策に盛り込む企業が増えてきている(戻ってきている)ことが伺えます。
ブランディング施策の実施状況
ブランディング施策を実施中と回答した方が64.7%と、前回調査より11%上昇
本調査で記載している「施策別の調査」では、「テレビCMの実施」が40.3%と、前回調査より12.9%上昇、「タクシー広告の実施」が20.5%と、同様に6.9%上昇している結果となりました。
運用型テレビCMの普及などを背景に、認知系施策の取り組み意向が増加していることが分かります。
マーケティングデータとセールスデータの連携
マーケティングデータと営業データの連携が進む
KGI・KPIのモニタリングとPDCAの実行において重要となるデータ連携は63.6%が「実施中」と回答しており、2021年の前回調査36%から大幅に上昇しています。冒頭ご紹介したKGI・KPI最大化への意識の高まりが伺えます。また、13.6%が「今後実施予定」と回答していることから、更なる取り組みの増加が期待されます。
マーケティング施策全体の課題
マーケティング施策全体の課題は「費用対効果の可視化」53.9%
前回調査でも55.0%が同項目に課題があると回答していることから、費用対効果の可視化はBtoBマーケティングにおいて長年の課題であることがわかります。この3年で加速した「費用対効果を可視化する取り組み」を通して、より透明度の高いマーケティング活動を実施していく必要があるでしょう。
また、前回調査より増加幅が大きかった回答として「リード数の不足」が挙げられます。(11.3%増加)
利益重視のオペレーションによるマーケティング投資の抑制や、競合の激化に伴って、新規リードの獲得における課題意識が高まっていると考えられます。
まとめ
本記事ではサマリ版を掲載しましたが、冒頭のリンクより本編のダウンロードも無料で可能です!日常の業務の参考に、ぜひご一読ください。
また、SaaS企業向けのBtoBマーケティング支援も行っています。
以下リンクより、お気軽にご相談くださいませ。