ゴミ拾いするホスト、それ僕です
こんにちは、MUSASHIです。
今回は僕たちが活動している【夜鳥ノ界】について書こうと思います。
【夜鳥ノ界】は歌舞伎町をメインに活動しているゴミ拾いのボランティア団体です。メンバーはSmappa!groupのホスト達、約15年活動しています。
発起人である弊社会長の手塚マキから引き継ぎ、現在では僕が団体のリーダーを務めています。
そもそも、なんでホストがゴミ拾いするんだ?と思いませんか?
https://www.google.co.jp/amp/s/m.huffingtonpost.jp/amp/entry/host-kabukicho-trash_jp_5d423b6be4b0ca604e2c7a2a/
本来ホストは、お客様にひと時の夢を見せる仕事、非現実的空間を演出する仕事です。
綺麗なスーツを着て、気取ってシャンパンを飲む。これが僕の思っていたホスト。
それなのにゴミ拾い。。。リアル。めんどくさい。
実際のところ、僕もリーダーになるまでそんな風に思っていました。これから店で精一杯輝くのに、その前にゴミ拾いをやるなんてめんどくさいなぁ。汗掻きたくないなぁって。
リーダーを引き継ぐことになったときも、正直なところ僕が出場していた全国のホストの総選挙大会でのイメージアップのためでした。たぶんそうでした。
そこから約3年経ちます。
月に1度という少ない活動ですが、今でもこうして続けられているのは、僕なりにこの活動を通じて得られるもの、感じられるものが確かにあったからです。
それを大きく3つに分けてお話したいと思います。
①活動を通じてスタッフと交流できる。
夜鳥ノ界には、その月に入店した新人ホストに参加してもらっています。
現在弊社は6店舗120名ほどのホストが在籍。全体を見る立場になって、決まった店舗に属さない僕には、この活動の日に初めて対面するホストも多く、交流できる数少ない場になっています。仕事の話をしたり、ご飯の約束をしたり、歳が一回り下の若手達と楽しい会話をしながら活動しています笑
②ポイ捨て抑止につなげたい
夜鳥ノ界が発足した15年前に比べたら綺麗になった歌舞伎町ですが、それでもまだまだポイ捨てはあります。僕たちが活動している最中でも目の前で路上喫煙する人もいます。
僕たちの活動を目にした人が、ポイ捨てを躊躇ってくれたらいいなという願いがあります。
③外見も中身も磨いていきたい
ポイ捨てってみんなしたことあると思うんです。僕もあります。
ホストは外見も大切なんですけど、中身がかっこよくなくてはいけないと思うんです。繕った格好良さってメッキと似ていて、いつかは剥げてしまうんです。
ゴミ拾いをすることで、まず自分がポイ捨てしなくなる。
誰かがポイ捨てしていたら注意するようになる。
小さいことですが、こういうところから中身を磨いていきたい。かっこよくなりたい。仲間にそうなってほしい。そんな願いもあるんです。
これらが僕が活動を続けている理由です。
この活動は賛否両論で、褒めてくれる方もいれば、夢を見させるホストがそういうことをしないでほしい、という声もあります。
それもとても正しいと思います。もっともな言葉です。
それでも僕は活動を続けたいと思います。
自分たちが働いている歌舞伎町。輝くための舞台になる歌舞伎町。
そんな歌舞伎町を綺麗にしたいし、自分達も中身からカッコよくなりたい。カッコつけたい。
この気持ちがより多くのホスト達に届き、様々な垣根を越えて一緒に活動することができたら、ホスト業界がもっとかっこよくなると思うんです!!
イケメンたちがハイブランドの服を着て、昼間は街の清掃活動をし、夜はシャンパン片手にキラキラ輝く。なんて面白い街なんだ歌舞伎町。
お読みいただきありがとうございました。