偏りのある子供の受験(2号編)④中学・戦いへ

中学生になり、高校受験コースも生徒が一気に増えた。
クラスも3つになり、一番上のコース。数学は、校舎TOPを維持。
ただ、国語と社会が壊滅的にダメで、偏差値50を切る事も多々。
英語・数学・理科は、もう1つ上のクラス(別の校舎に設置)に入れる偏差値があるけど、国語・社会が足を引っ張っていて、そっちに行けない。
特に社会科がメチャクチャ嫌いで、やる気が無い。
先生から「社会がいらない学校は少ないから、頑張るか、社会のいらない学校を受けるしか無いよ」と言われても、「嫌いなものは仕方ない」と、、、
まあそうなんだけどさ。

社会科のせいで今一つな成績のまま冬になり、年が明けたら塾から「●●(塾で最高レベルのクラス)の入室テストを受けませんか」と連絡が来た。
「社会科が無いので、何とかなるかと思って」との事。
2号に「どうする?ほとんど記念受験になるけど、受ける?」と聞くと、「とりあえず受けてみる。もし合格したら、それから考える」と返事。
どう考えても偏差値的に無理なレベルのクラスなので、本当に記念受験のつもりで別校舎に受けにいって、2号がテストを受けてる間の保護者説明会も「この中の何人が受かるのかなー、大変だな」とか半分遊びで聞いていた。
そのクラス専門の講師が説明をしていて「中3の最後まで振り落とされずについて行ければ、超最難関高に合格するレベルになります。ただ非常にしんどいですから、クラブ活動等は無理だと思って下さい」と。
で、「今あの子達が解いている問題です」と、数学の問題をホワイトボードに書いて解説してくれるんだが、当然私には宇宙語で、さっぱりわからず。
(帰宅後に、数学科出身の爺ちゃんにプリント渡したら普通に解いてた…)

2時間位たって、2号帰還。マクドナルドで遅めの昼ご飯。
どうだったか聞いたら「そこそこ」という、なんだかなーの返事。
こりゃ駄目だなと思って、適当にハンズとか寄って帰宅。
翌日は仕事だったので、家の留守電に「駄目でした連絡」が入ると思ってたら、17時位に自分のスマホに塾から着信。
「家にかけろ!」と思ったけど、上司が「電話してきていいよ」というので折り返し電話したら、合格との事。

理解できなかったので「はい?え?」と失礼な対応になってしまった。
合格した事、返事を今聞きたい事、最悪でも明日の午前中には返事が欲しい事を連絡された。
あまりにビックリして旦那に連絡。婆ちゃんにも連絡して「本人にどうするか聞いて、折り返し返事下さい」とラインを入れる。
結局、退勤するまでに返事が無かったので、帰宅後に2号本人に聞く。
もし通うなら、校舎が変わるから電車通塾になる事、もし途中でついて行けなくなって元の校舎に戻ったら相当恥ずかしい事、帰宅が22時半過ぎになる事、等を説明したが、「せっかく合格したから行く」と即答。
言い出したらきかない子なのはわかっているので、承諾。
まだ仕事中だった旦那にもその旨を伝えると「好きにさせたら」との返事。

という事で、まだ塾がやっている時間だったので電話し、入室する旨を伝えた。今の校舎には塾間で連絡をしてくれるとの事で、「明日からこちらの校舎へきてくださいね」と、物凄く急だった。

そしてここから2年間の、鬼の勉強生活が始まった。