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歯の汚れから見える生活習慣

歯科衛生士 長岐祐子です。

今日はプラークから見える生活習慣というお話をしたいと思います。

プラークとは、歯の汚れです。歯垢とも言います。

歯磨きでの除去効率は6〜7割と言われています。

残りは歯間ブラシやフロスを使って何とか100点満点でブラッシングをしていこうというのが自分でやるセルフのプラークコントロール(歯磨き)になります。

それでもフロスや歯間ブラシを上手にやるってすごく難しいです。

私もフロスを1日に1回は必ずやるようにしています。

ですが、歯科衛生士でありながらその後染色して見てみると、歯と歯の間は取りきれてないです。

でも、歯ブラシで取りにくい所を定期的に歯医者で衛生士に取ってもらい、セルフコントロールとプロケアの両立というのが出来ていれば問題はありません。


それでも歯についているプラークからやっぱり生活習慣が上手くいってないんだな、というのが見えてきます。


先日も40歳後半の女性がいらして、3年間メインテナンスを受けています。

研修で定期的に行っている歯医者なので、毎回私がケアをできるわけではなく、時々サポートに入っている方。

その方は2ヶ月に1回プロのケアを受けていて、お口の中はキレイです。

キレイというと大体60点くらい。4割くらいはまだついています。

でも、お口の中は非常に安定しているので歯周病も落ち着いています。

ですが、そのプラークを見ていくと

「やっぱりよろしくない生活がまだ続いているな。定期的に歯医者に来ているから、炎症がコントロール出来ているんだな」

というのが読み取れるんです。

歯ブラシもちゃんと処方したものを使ってくれていますし、月に1回買い替えていて、フロスも歯間ブラシも使っています。

それでも、歯と歯の間に非常に柔らかいプラークがたくさん残っています。

たくさん残っている原因はなぜか。

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