世界一周プロジェクト⑦ラオスインタビュー
こんにちは!
今回は、大学1年生までを日本で過ごし、19歳から海外で主に生活をして、現在はラオスの居酒屋・大に勤めていらっしゃる、さつきさん(めいちゃん)にインタビューをさせていただきました。ラオスの教育問題についてのリアルな現実から、素敵な魅力ある国民性まで、貴重なお話を沢山聞かせていただきました。
―さつきさん(めいちゃん)が思う、ラオスの教育の特徴と改善してほしいことについて教えてください。
ラオスの教育とも言えるのか、国民性とも言えるのかもしれませんが、とにかく「怒らない」ことだと思います。日本では、基本的に何がいけないことなのかを先に教える傾向があると思いますが、ラオスではそのような教育はあまり見られないと思います。何かに対してダメだと言われることがあまりなく、「お互いに許し合う」ことがラオスの教育の特徴です。
ラオスの教育に求めること・改善してほしいことは、交通安全の大切さを教えることだと思います。やはり、コロナ禍になり衛生面においての教育はかなり浸透しました。一方で、交通安全のほうがより危険性のリスクが高いにも関わらず、飲酒運転やノーヘルメットが目立っています。
―ラオスの教育について経済格差が影響を与えていると感じますか?
ラオスでは第9学年までが義務教育ですが、その認識はあまりないように思います。日本のように無償ではないので、若くして家族を支えるために働きに出る子はいます。そのうえで、比較的大学に通いたいという意識は高いように思います。
富裕層の子たちはインターナショナルスクールに入る子が多く、両親も子供に話しかけるのは英語である場合が多いです。その子たちは語学も堪能で、親のつてなどでそれなりに良い就職もすることができます。一方で、貧しい家の子たちは、働ける年齢くらいになると自分で仕事をして学費を払う場合が多いです。実際に、うちの居酒屋で働く子たちは、基本的には自分で学費を出しています。
大学に進めば必ずしも将来が保証されているということではなく、卒業できるのは25%くらいです。それでも、月3万円以上の就職先に付けるのは一握りです。その子たちが親になったときに、子供をインターナショナルスクールに通わせることができるかというと、かなり難しいことだと思います。
―さつきさん(めいちゃん)が思う、ラオスの魅力を教えてください。
ラオスの魅力は、ほかの国と比べて、いい意味で「このままがいいよね」と考える国民性です。仕事をする上で、もう少し欲を出してほしいところがありますが、今ある環境に幸せを感じるラオス人はとても魅力的です。
日本人には細かなことにストレスを感じる人が多いですが、ラオス人は時間に対しても人に対してもおおらかで、いろいろなことに対してストレスのない考え方・捉え方をすることができる国民性を持っています。
Lux;の世界一周プロジェクトでは世界の教育問題を中心に紹介しています。
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