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教育ニュース②〜アフガニスタン 教育のジェンダー問題〜

教育ニュース第2回目の投稿です!

本日は現在問題視されている、アフガニスタンの教育のジェンダー問題についてです。

▼目次

  1. アフガニスタンの教育問題

  2. 国際社会の反応

  3. <参考文献>


1. アフガニスタンのデモ


アフガニスタンのイスラム主義勢力、タリバンが女子の中等教育の再開を延期する中、首都カブールでは女性たちが再開を求めデモを行いました。

アフガニスタンではタリバンが男女が同じ場所で学ぶのはイスラムの教えに反するというみずからの解釈を示し、昨年8月タリバンが権力を掌握してから日本の中学校と高校にあたる中等教育で女子が登校できない状況が続いています。タリバンは今月23日に女子の中等教育を再開するとしていましたが、当日になって急遽延期しました。

こうした中、カブール中心部で26日、女子生徒や女性教師ら150人余りが学校の再開を求めるデモを行い「教育は私たちの基本的権利だ」などと書かれた横断幕を掲げながら再開を訴えました。


デモ行進する女性たち


2. 国際社会の反応

アフガニスタンのイスラム主義勢力タリバンが女子の中等教育の再開を延期したことを受け、アメリカ国務省は予定されていたタリバン側との会合を中止したことを明らかにしたうえで、国際社会との関係見直しの転換点になる可能性があると警告しました。
タリバンが女性教育の制限をかけ続ければ、さらに関係が冷え込むことが予想できます。

また、会合に合わせて理事国のうちアメリカやイギリスなど10か国が共同声明を発表し、「教育は、アフガニスタンの少女も含め、すべての子どもたちにとって普遍的な権利だ。今回の決定は、タリバン自身が国際社会との約束を覆したもので、深く憂慮すべき後退だ」と懸念を示しました。

国連のグテーレス事務総長も23日の声明で「すべての生徒のために学校が開かれるよう強く求める」としていて、タリバンの対応に国際社会の批判が強まっています。


<参考文献>



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