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日本一のシャーロック・ホームズ【 ミス・シャーロック 】(2018・ドラマ)

シャーロック役者ランキング!?

なにやら気になる記事が、Twitterのタイムライン上に流れてきた。
それは歴代様々な映像作品に出てきたシャーロック・ホームズ役者ベスト100というものだった。

ベネディクト・カンバーバッジやロバート・ダウニーjr、我らが宮崎アニメの「シャーロック・ホームズの冒険」や果てはディーン・フジオカ、Netflixで配信された「エノラ・ホームズの事件簿」でチョイ役だったヘンリー・カヴィルのシャーロックまでがランクインしている筋金入りのランキングだった。

その中で目を引いたのは7位という上位に「ミスシャーロック」というHuluオンリー配信のドラマでシャーロック役だった竹内結子の名前がランクインしていたところ。
正直僕はこの女優を全く知らなかった。しかし当然日本のシャーロックの中では一番。全体の中でもベスト10に入るなんて凄すぎる。そんなシャーロックものは見ないわけにはいかない。そんなわけでHuluを契約した。

外科医師の橘和都(貫地谷しほり)は、医療ボランティア先のシリアから帰国した日に、かつての恩師が目の前で衝撃的な死を迎える事件に遭遇する。その事件の捜査中に一人の女性と出会う。名前はシャーロック(竹内結子)。彼女は、警視庁捜査一課の礼紋警部(滝藤賢一)、柴田巡査部長(中村倫也)も手を焼く難解な事件を、天才的な洞察力を以って解決に導く捜査コンサルタントだった。その傍若無人な物言いに抵抗を感じながらも、和都はシャーロックの人並み外れた推理力に心から感服する。2人は奇妙な共同生活を始め、コンビとして事件の捜査に関わるようになっていく。

wikipediaより引用

現代日本のシャーロック

そんなわけで本作はシャーロックもワトソンも女性。舞台は現代日本。
BBCの「SHERLOCK」の二番煎じ感は否めないが、製作は日本テレビとゲームオブスローンズやトゥルーディテクティブでご存知HBO。
おかげで地上波では絶対放送できないゴア表現に危ない描写もたっぷりで見せてくれる。おかげで第一話から「これは凄いぞ…!」とワクワクしたぞ。そう!邦ドラマもやればできるのよ!

もちろん竹内結子のシャーロックは、持ち前の観察力と知識、そして倫理観に欠けたサイコな正義の味方として破天荒にズカズカと警察の邪魔をしながら捜査をしまくってくれるのでかなり痛快。早口で捲し立て、自分の推理をツラツラと語りあげ、人の不幸で笑みを浮かべる姿はやっぱ最高。
もちろん被害者に同情なんて一切しない。それはワトソンの役目だ。

ワトソンはというと、もちろん正反対の良識のある常識人。もちろんこのドラマでもそれは変わらないし、シャーロックに振り回される。おかげでデートは粉砕されるけれど、持ち前の人間関係上の運の無さはとんでもないこおになっているので、シャーロックといることが一番幸せで安全だということに気づいて欲しいね!
他にもハドソン夫人や、デストレード警部、マイクロフト、モリアーティにあたる人物が次々とイメージ通りに登場するのも当然だけどやっぱり嬉しい。

もちろんこの類の配信系ドラマ特有の金のかけっぷりもあるおかげで撮影も凝っており、ロケーションもコロコロ変わるので見ていて飽きないし、ミステリーもなかなか凝ったものばかりで楽しいぞ。もちろん奴の影が見え隠れするのもわすれちゃいけない。
雰囲気も怨恨渦巻くドロドロした事件が怖く、後味まで嫌な感じなのが非常に良い。でも大体犯人の動機が復讐だったりするがちょっと残念。まぁそんな重いお話をシャーロックがドライにぶった斬るのが楽しいのですが。

そんなわけであっという間に全8話を見てしまいました。
正直一話とラストのエピソードは個人的にはミステリーがちょっと微妙でしたが、それ以外は非常に良く楽しめました。もちろん竹内結子氏の立ち振る舞いも終始楽しく美しく素晴らしかったですね。そりゃ7位になるわなという納得の出来です。ということで配信で見るのに迷ったら日本のドラマの先入観は捨てて、本作を見てみてはいかがでしょうか。これは楽しいですよ。


DATA

ミス・シャーロック/Miss Sherlock 
公開年:2018年
製作国:日本
配信:Hulu
話数:8話
ジャンル:テレビドラマ



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