マガジンのカバー画像

SF的ゲーム感想文

229
簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
運営しているクリエイター

2024年9月の記事一覧

15年ぶりの弐寺復帰【 beatmaniaIIDX31 EPOLIS 】(AC)

SIRIUSぶりの再出発今弐寺が自分の中で熱い。どれくらいかというとSwitchのHentaiゲーム熱かそれ以上にホットで、学生時代のあの頃と同じかそれ以上の勢いでbeatmaniaIIDX(通称:弐寺)を遊んでいる。家ではPC版である「beatmaniaIIDX INFINITAS」を遊び、週末仕事が終わればゲームセンターで最新作である「beatmaniaIIDX31 EPOLIS」を遊びまくっている。 気付けば弐寺のナンバリングはなんと31。いつの間にか俺も弐寺も三十路

緊張と油断のピクロス冒険 【 PictoQuest 】 (Switch)

ピクロスで大冒険ピクロスは楽しい。数字をヒントに絵を掘り進めていくだけなのにクリアすればするほど寝る間を惜しむほどやめられなくなる。そんなシンプルながら中毒性の高いピクロスに新たなゲーム性を打ち出すが現れた。 「PictoQuest」はピクロスにRPGの要素を組み込んだゲーム。いつもとは違うピクロスも遊びたくなってきたのでクリアまで遊んでみよう。ちなみにピクロスという名前は任天堂の登録商標で、本作での呼称は「お絵かきロジック」でした。 本作の特徴はやはりモンスターとの戦闘。

その猫は縦横無尽 【 猫 】(Switch)

その一文字に惹かれて本作のタイトルはたった漢字一文字「猫」それだけ。 あまりにも素っ気ない一文字でもやはり猫は猫。それでも惹かれてしまうのは強い猫の引力もあるが、原題である「The Cat」に対してひねりもせず、副題も付けずにただ直訳しただけのタイトル、そしてなんの飾り気もないゴシック体フォントのタイトルロゴの強引さによるものかもしれない。 先月感想文を書いた「夏の狂気」同様、Switchのニンテンドーストアでよく見る、日本のストアでも売るためにゴシックフォントで直訳邦題を

11円を払う勇気【 Violetti Goottii 】(PS4)

そいつはいつもそこにいる最近はいつも各ゲームストアではセールを行っている。それはプレイステーションストアでも同じことだが、戯れに価格の安い順番でゲームを見ていくといつもあのゲームが目に入る。 「Violetti Goottii」…今回のセールにもいた…。毎度セールに出てくるコイツはサムネイルのビジュアルが怖すぎる上に、価格が11円のゲームってどういうことなんだ。 …というかゲームなのか? …買ったら最後、俺のPS4は呪われるんじゃないか? 定価22円が半額で、11円とは現行

他のどこでもない居場所へ【 198X 】(Switch)

どうしようもない、あの日々を思い出す。ああ恥ずかしき青春時代。根拠の無い自信だけはたっぷりあって、勉強も出来なければ、モテるはずもない日々を送っていた。正直言って辛かった。 ゲームセンターはそんな目を逸らしたい事実、押しつぶされそうなプレッシャー、どうしようもない頭の悪さから逃げるため、なんとか見つけた居場所だった。 2000年代前半のゲーセンはまだ薄暗く怪しい雰囲気も漂っており、そこにいるだけでなんだか大人になれた気がする場所だったし、麻雀(MJ3)で高得点を出して高揚し