殿ヶ谷戸庭園 新年 その2
REV65
ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。
(すいませんが、画像がUPが旨く行かない時が有り、数が多い為、今回断念させて頂きます。)
新春の殿ヶ谷戸庭園を訪れて、ガイドさんの説明を聞いてきました。(普段のガイド内容と違い、冬の今だけの内容という触れ込みでした)
結構、聴講人数がいたので(全部で7人?)、聞き取れていない事多々あるかと思いますが、以下に内容を公開したいと思います。
尚、書き始めてみて、アイテムが結構多いことから、必要な写真数も多いことから、何回かに分けて、投稿したいと思います。
展示は実は年末の2022年12月25日から(年末年始の休園期間を除いて)始まっていた様なのですが、展示場所が有料レンタルする建屋との説明だったため、立ち入って良いのか判らず、写真を撮影できたのは年が明けての2日からです。(展示は2023年1月3日までです)
殿ヶ谷戸庭園の生い立ちについて(モッコク庭園との別名あり)
門松について
門松について(ソギ)
門松について(寸胴)
コモ巻きについて
霜除け
霜除け(鎧型)について
霜除け(巻き下ろし)について
霜除けの裾飾り
おめでた植物の小鉢
おめでた植物(アリドオシ):一両
おめでた植物(ヤブコウジ):十両
おめでた植物(カラタチバナ):百両
おめでた植物(センリョウ):千両
おめでた植物(マンリョウ):万両
おめでた植物(フクジュソウ):万両
都立公園の雪吊りについて
雪吊りについて(北部式)
雪吊りについて(南部式)
雪吊りについて(兼六園式)
正月あそび
かるた・けん玉・コマ
冬支度で使われる結び
うのくび結び
男結び
ねじれいぼ結び
井桁(石畳)結び
梅結び
上記アイテムの内、今回はアイテム4と5をご説明したいと思います。
●霜除け
寒さに弱い樹木や植物を守るための覆いの事で、通常は藁を使用して行う様です。その藁の形が鎧型と巻き下ろしの二つが有る様です。
●霜除け(鎧型)について
藁で作成した覆いの見た目が鎧に似ていることから、この呼び名が付いているようです。尚、鎧の数を七・五・三と、都立殿ヶ谷戸庭園ではしてあり、七五三の祝い事を表している様です。
藁の穂先で編んだ藁ボッチをかぶる「鎧型」
●霜除け(巻き下ろし)について
藁で作成した覆いを巻き付ける形から、この呼び名が付いているようです。
藁の元部で編んだ藁ボッチをかぶる「巻きおろし」
●おめでた植物の小鉢
一両・十両・百両・千両・万両と呼ばれる赤い実がなる”おめでたい植物”で、新年を彩るとの言い伝えの様です。
おめでた植物(アリドオシ):一両
暖地のやや暗い林内にはえる高さ20~60cmの常緑低木
おめでた植物(ヤブコウジ):十両
丘陵地の林内でみられる常緑小低木。
おめでた植物(カラタチバナ):百両
常緑樹林内でみられる常緑小低木。
おめでた植物(センリョウ):千両
常緑樹林内でみられる高さ50~150cmの常緑低木。
おめでた植物(マンリョウ):万両
常緑樹林内でみられる常緑小低木。
おめでた植物(フクジュソウ):万両
落葉樹林内にはえる多年草。
以下、都立殿ヶ谷戸庭園、おめでた植物告知等写真。
昔から、年末年始などは、一般的に幸を求める風潮が我々庶民にはあった模様です。(田舎に居た、小さいころ、親から何か似たような話を聞いていたような気がしますが…)
講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。