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ドナルド・トランプを大統領に選んだのは紛れもなくアメリカ国民である

■ 「トランプ=悪」の風潮に潜む矛盾

日本のメディアでは、ドナルド・トランプという人物に対して否定的な報道が目立ちます。彼の発言の一部だけを切り取って「過激」「差別的」「独裁的」と批判する傾向が強く、まるで彼がアメリカを「乗っ取った」かのような印象を与えています。

しかし、忘れてはいけないのは トランプ氏を大統領として選んだのは、紛れもなくアメリカ国民自身である という事実です。

2016年の大統領選挙で、トランプ氏はヒラリー・クリントン氏と争い、選挙人団の票では304対227という圧倒的な勝利 を収めました。彼の当選は、単なる偶然ではなく、多くのアメリカ国民の「意思」によるものだったのです。


■ なぜアメリカ国民はトランプを選んだのか?

多くの日本人にとって、トランプ大統領がなぜ支持されたのかが理解しにくいかもしれません。しかし、アメリカ国民の視点に立ってみると、その理由は明白です。

  1. エリート政治への不満
    2016年の選挙前、アメリカ国民の多くは「ワシントンの政治エリート」に不満を抱いていました。民主党・共和党の主流派はどちらも富裕層や大企業と結びついており、一般庶民の生活は改善されていなかったのです。トランプ氏は「アウトサイダー」として登場し、「既得権益と戦う」と訴えたことで、多くの人々の共感を得ました。

  2. 「アメリカ・ファースト」の魅力
    トランプ氏は「アメリカ・ファースト」を掲げ、国内産業の復活や移民政策の見直しを強調しました。特に、製造業が衰退し、経済的に困窮していたラストベルト(五大湖周辺の工業地帯)の人々にとっては、彼のメッセージが響いたのです。

  3. メディアへの不信感
    2016年の選挙戦では、多くの主要メディアがヒラリー・クリントン氏を支持し、トランプ氏を攻撃しました。しかし、それに対してトランプ氏はSNSを駆使し、直接有権者に語りかけました。結果として「メディアが敵対しているなら、むしろ彼は信用できるのでは?」という支持層が生まれました。


■ 「トランプのせいでアメリカは混乱した」は本当か?

一部の報道では「トランプが大統領になったせいでアメリカは分断された」と言われます。しかし、それは 本当に彼の責任だけなのでしょうか?

トランプ政権の4年間を振り返ると、彼は 経済を回復させ、雇用を増やし、対中政策を強化し、中東和平に貢献する など、確かな成果を残しました。

しかし、彼がメディアや民主党と対立し、SNSで率直な発言を続けたことが「分断を煽っている」と批判される要因となりました。

ここで重要なのは、「アメリカの分断」はトランプ氏が大統領になる前から進行していたという事実です。彼の登場は、 すでに存在していた問題を浮き彫りにしたにすぎない のです。


■ 民主主義の原則を忘れてはならない

トランプ氏を大統領として選んだのは、ほかでもないアメリカ国民です。彼は 選挙という民主的な手続きを経て選ばれたリーダー であり、それを「間違いだった」「アメリカが狂った」と決めつけるのは、民主主義の否定にもつながりかねません。

政治に対する意見は人それぞれですが、「選ばれたリーダーを尊重する」という考え方は、どの国においても重要ではないでしょうか。

今後もメディアの情報を鵜呑みにせず、 なぜ人々が特定のリーダーを選ぶのか、そこにどんな背景があるのかを考える視点 を持つことが、私たちに求められています。

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