わたしと、このnoteについて。
勤務医ですが性科学者(セクソロジスト)としても活動しています。研究対象は性医学(セクシャルメディスン)や性科学(セクソロジー)です。日々、性に関する書籍や論文を読み、患者さんもそれなりに診療しています。基本的なスタンスとして医学的な視点に立ちリアルな性にアプローチしたいと思っています。
今回noteで性についての記事を書こうとしたきっかけは、コロナウイルスが猛威を奮っている中で、私の外来を受診することができない方が多数いらっしゃるかと感じたからです。コロナウイルスは簡単には終息しないはずなので、今後も軽症であれば病院での受診はなるべく控えようとする動きが続くはずです。このnoteの記事が外来の代わりではありませんが、多少なりとも自分の診療で伝えていることが患者さんもしくはクライエントさんに伝わると良いと思っています。
性機能については簡単に解決する問題もあれば、カウンセリングを繰り返して長い時間がかかることもあります。本来であれば外来を受診していただいて、限られた時間ではありますが直接お会いしてエッセンスをお伝えした方が良いと思っています。
しかし性の問題に関しては、問題が多岐にわたり、それぞれの情報量が多く、限られた外来の時間では口頭で全てをお伝えすることはできません。また検査をするよりもまずご自分の状況について的確に把握していただき、自助努力で改善できる点も沢山あります。
今までも遠方で受診できなかった人も多いと思いますが、受診をためらっている方も、まず私の記事を読んでご自分で出来るところまで改善に向けて取り組んでいくようなアプローチも有効かと思い記事を書いています。
もちろん私の記事を読んで、考えて、頑張って物事を変えていこうという取り組みに関しては異論はありません。しかし、それでもやはり諸々の検査が必要な場合もありますし、性カウンセリングが有効な場合も多いと思います。適切な医療機関の受診やカウンセリングを受けることも重要です。
最後に、実名を出していない事に関してですが、私は単なる都内勤務医です。名前と所属を名乗った方が皆さんの信頼を得ることができ、文章にも説得力が増す事は理解しています。しかし、この場では医者目線のポジショントークは極力避けて、性に興味を持つ1人の人間としての発言をしたく、敢えてペンネームでの創作活動になります事をご理解いただけたら幸いです。
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