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残念で、つまらない噺

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
まぁ、実にくだらない噺なんですが。

先日、新たな業務の立ち上げについて、都内某所にあるベンチャー企業のオフィスを訪ねました。

JRの駅から近く、外観やエントランスなどもキレイにリノベーションされたオフィスビルでした。
その企業は、2階のフロア―にありました。
まぁ、エントランス以外はリノベーションされておらず、古めかしいグレーのドアの賃貸オフィスという感じでした。

インターホンもありませんので、ドアノックで来訪を告げ、靴を脱いでスリッパに替え、オフィス内の応接室に通されました。

その際に、室内のドア脇の植木鉢が目に入りました。
“幸福の樹”と枝にぶら下がっていましたが、見事に枯れていました。

更に、応接室といってもパーティションで区切っただけなのですが、そちらにも同じ様な植木鉢があります。
“金のなる木”とネームプレートが刺さっていますが、こちらも見事に枯れています。
 
まぁ、雑居ビル群の中ですので陽当りも悪いですし、室内も乾燥しているでしょうし、そもそも鉢植えを廃棄するのも大変でしょうし、もしかしたらこれから新芽が出るのかも知れませんので、更に、植木が枯れているから縁起がどうとか、マネジメントに問題のある企業だとか、そう捉えてもいないのですが、何とも言えない感情が残りました。
 
ちなみに、オーナーで起業された経営者の方は、とても感じの良い方ですし、提示されたビジネスプランもしっかりとしたモノでした。
 
ホント、それだけの噺なんです。

本日の1曲は、くるりの「東京」です。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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