後進の育成
ワタシの勤める企業は、毎年3月末が決算となりますので、中間の9月末も過ぎ、今期の残りも5か月となりました。
期初の経営計画は、当社独自の事由による預かり資産の減少からのスタートとなり、業容拡大によるコスト増、さらに金利上昇、株式市場の乱高下などにより、当初より計画達成は難しい状況であることを想定していました。
とは言え、いまやらなければならないことは、しっかりと投資してきましたし、コスト管理もしっかり行ってきました。
勿論、新商品の設定など、打てる手は打っているつもりです。
その意味では、計画比で90%程度を確保していますので、社員一人ひとりの力のおかげだと思っていますし、当社の投資信託を選択して頂いた販売会社の皆さまのおかげだとも思いますし、更に言えば、当社の投資信託に投資して頂いた受益者の皆さまのおかげでもありますので、当社に関わって頂いた全ての方々に感謝申し上げます。
さて、今期の着地点が見え始めたところで、現在の中期経営計画を見直すことになりました。
当期は、3か年の中期経営計画の2年目だったのですが、グループ会社全般的に見直しを実施することもあり、当社は社長交代もありましたので、改めて次の3か年の計画策定を進める事にしています。
当初、4名で会社を立ち上げ、11名で業務をスタートさせ、現在の役職員は40名程度まで増えています。
年代も、今年、社会人になった2名から、ワタシの様な還暦のオッサンまでいます。
立ち上げ時のメンバー、黒字化してからジョインして頂いた各部門のスペシャリストの方々、さらには新社会人など、すべての役職員が目指すビジョン、さらにそのためのアクションなどを改めて役職員と協議しながら定めていきたいと思いっています。
まぁ、個々人の考えや、資産運用に対する想いと言うのがあるので、難しいのは理解していますが、これも創業から10年を迎えたからこそのチャレンジだと思っています。
現状、マネジメント層には立ち上げ時からの者が多くいます。
ワタシなどは、その筆頭となるのですが、いずれの部門でも後進の育成が大きな課題となっています。
創業時の苦労や、苦境、ファンド設定時の想いなどを伝える必要あるのか?
持っている知識や経験を伝える必要があるのか?
少なくとも、自らのポジションを継いだ者に対しては、アドバイスという名の苦言を呈するのは間違いだとワタシは思っています。
その方の配下の方々に口出しするのも、宜しくないと思っています。
勿論、求められれば惜しみなく手伝うべきだと思いますが、それ以外は関心を持たないくらいが最適だと思っています。
特に、各部門はそのキャリアに差があってもスペシャリスト、プロフェッショナルが揃っていますので、育成というものではないと思っています。
新しい考え、感性でも構わないので、投資者目線で業務を進めて欲しいと思っています。
とは言え、当期の経営計画が未達になる事は、マネジメントのひとりとして責任を感じていますし、その責任を取る必要があると思っています。
ワタシの担当する業務については、後進の育成というより、後進が定まっていない状況です。
誰か、社内で手を挙げてくれないかなぁと思いますが、もういっそのこと社外から採用してしまおうかとも思っていますので、興味があればお声掛けください笑
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。