落語
『落語』とは、日本の大衆芸能のひとつで、座って1人で演じる滑稽な話や人情に訴える話芸とされています。
また、噺の最後に「落ち(オチ)」や「下げ(サゲ)」と呼ばれる気のきいた結末がつけられるとされています。
さらに、扇子と手ぬぐいを小道具にし、会話と身振りとでさまざまな役柄を演じ分ける事により、言葉だけで観客を物語世界へいざなう高度な技術・話術による演芸となっています。
ちなみに、落語の起源は戦国時代とされ、大名のそばに仕えた「おとぎ衆」の面白おかしい話がもとになっていると言われているそうです。江戸初期の「醒睡笑(せいすいしょう)」の作者である安楽庵策伝が、おとぎ衆のひとりに浄土宗の僧として所属していたことから、落語の祖とされているそうです。
また、江戸落語と上方落系があり、同じ話でも演出が異なるものもあり、講談などを原作にしているものあります。
古典落語と新作落語にも分けられることもあります。
前座噺とされる短い時間のネタや、人情噺や芝居噺といった長い時間を演じる大ネタと言われるモノもあります。
更にプロの落語家になるには、必ず師匠の弟子となり、前座⇒二つ目⇒真打というプロセスを経る必要があります。
ワタシが物心ついて記憶のある落語家は、春風亭柳昇師匠です。
現在の落語芸術協会の会長の春風亭昇太師匠の師匠で、新作落語の名手と言われる方でした。
ワタシが記憶している柳昇師匠のフレーズが「大きなことを言うようですが、春風亭柳昇と言えばわが国では私一人でございます」です。
とぼけた語り口で大好きでしたね。
いまも年に一度は、落語を聴きに行っています笑
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。