市場は誰に微笑むか
いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
本日のタイトルは、最近話題の『わが投資術 市場は誰に微笑むか』から拝借しました。
この本の著者は、清原達郎氏です。
2005年には、長者番付でサラリーマンでありながら1位となった伝説の方です。
ちなみに、この年を最後に長者番付の公表はされなくなります。
清原さんは、野村證券やゴールドマンサックスと言った金融界の「王道」を経て、ヘッジファンドのタワー投資顧問で、1998年にタワーK1ファンドを立ち上げ、ファンドを閉じる2023年夏までの25年間で、93倍というパフォーマンスを達成しました。
そして、清原さんの個人資産は800億円を超えるそうです。
清原さんは、『咽頭がんで声帯を失い、引退を決めたいま、全人生で得た株式投資のノウハウを明かす決意をされ、その決意には、「私には後継者がいない。ならばすべてのノウハウを全部世の中に「ぶちまけてしまえ」という気持ちになった。今や株式市場は「個人が自由に儲けることができる市場」です。」』と著書の紹介にあります。
さて、一般的にヘッジファンドとは、「さまざまな取引手法を駆使して市場が上がっても下がっても利益を追求することを目的としたファンドで、先物取引や信用取引などを積極的に活用することで相場の上げ下げに関係なくリスクヘッジ(回避)しながらも運用利益を獲得するファンド」と言う事になるかも知れません。
清原さんの運用も、ヘッジファンド、いわゆる“ロング・ショート”という戦略であったようです。
ロングとは、長く保有する株式のことで、将来的に株価が上昇し利益が見込める銘柄と言う事が出来ます。
ショートとは、空売りをする株式のことで、現状の株価が過大評価等により、将来的に株価が下落し買い戻すことにより、利益が見込める銘柄と言う事が出来ます。
ワタシは、20年以上前に、清原さんをお見かけしたことがあります。
タワー投資顧問のオフィス近くの細い路地にあるトンカツ屋さんで、定食を食べていらっしゃいました。
その定食の名前が、“ショーコロ”と言います。
内容は、生姜焼きとコロッケの定食なのですが、その定食は清原さんのリクエストで作られ、名付けられたと伺っています。
ちなみに、そのトンカツ屋さんは、現在も営業されています。
代替わりして、息子さんが経営されていますし、年に数回は伺っています。
清原さんは、サラリーマン長者番付1位で、ヘッジファンドの運用者で、メディアにも登場しませんでしたので、少し怖いイメージを持っていました。
ただ、ワタシが知る限りでは、運用に人生を賭け、投資者の最大の利益追求と説明責任を果たそうとしていた方だった思います。
この本は、3月1日に発売されます。ワタシも予約しました。Kindleですが笑
本日の1曲は、川嶋あいさんの「旅立ちの日に」です。
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。