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2日新甫は荒れる

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
「2日新甫は荒れる(ふつか しんぽは あれる)」とは、証券界などで伝わっている、言い伝えみたいなものです。
そもそも「新甫」とは、商品先物取引などで、新たに始まる限月のことで月の最初の取引日のことを意味しています。よって2日新甫とは、その月の最初の取引が1日からではなく、2日から始まる事を意味しています。
さらに「2日新甫は荒れる」というのは、2日が月初取引開始日となった場合は、相場の値動きが大きく荒れやすいということを指しています。
信憑性があるかと言うと、統計的には的中率は低いようです。
今日、10月2日は月の初めの取引日でもありますが、下半期最初の取引日でもありますので、古い証券マンやベテランの投資家などの中には気にする方もいると思います。
ただ、現状のマーケットは、米国の政府機関の一部閉鎖のリスクによる株式市場の不安定、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化懸念からの債券市場の不安定、さらに2024年の米大統領選挙に向けた民主党と共和党の本格化してきた予備選、さらに欧州では金融引き締めから緩和への見極めなど、市場をかく乱する材料があふれています。
日本国内でも、日銀の金融政策と為替介入懸念の円安環境、さらには政府の物価上昇対策としての減税、そのまたさらには解散総選挙が視野にはいるなど、幾つもの荒れる理由が揃ってはいます。
他にも、証券界には古くからの言い伝えの様なものがたくさんありますが、それはまた何処かのタイミングで紹介したいと思います。
 
本日の1曲は、谷山浩子さんの「ねこの森には帰れない」です。この曲を含む同タイトルのアルバムが発売されたのは1977年5月です。
谷山浩子さんは、シンガーソングライターとして活動する他に、童話集やエッセイなどの出版もされています。オールナイトニッポンのパーソナリティもされていました。
ちなみに「お早うございますの帽子屋さん」でヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)に入選されています。 

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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