取引時間の延長
本日の日本経済新聞に『NY証取、1日22時間取引へ 世界で増す米国株需要に対応』との見出しがありました。
内容は<ニューヨーク証券取引所(NYSE)は、取引時間を1日22時間へ延長する計画を発表。時間外取引を含めた現状の16時間から延ばし、米国外の投資家が米国株を取引するニーズに対応。米国株の求心力が一段と高まりそうだ。>としています。
ちなみに、東京証券取引所は、11月5日から取引終了時刻を従来の午後3時から午後3時30分に延長となります。
これにともなって、投資信託の設定(購入)・解約(売却)の受付時間も変更となる場合もあります。
これは、取引を行う金融機関に確認してみてください。
さて、そのNY証取ですが、米東部時間の午前9時30分から午後4時の取引時間と、傘下の電子取引所NYSE Arcaなどを通じて午前4時〜9時30分、午後4〜8時の時間外取引を提供しています。
米国株の夜間取引では、取引所外売買プラットフォームが先行しており、ブルーオーシャン・テクノロジーズが運営する代替取引システム(ATS)は、午後8時〜翌日午前4時に取引サービスを提供しており、アジアの投資家の売買注文が増えているそうです。
NY証取は、取引時間延長によりブルーオーシャンが担っていた米国株の夜間取引の需要を取り込もうとしている様です。
ブルーオーシャンは、競合他社が加わることで、売買のパイは大きくなるとして競争を歓迎しているとも伝えられています。
なお、日本にも“PTS”と呼ばれる「私設取引システム」が幾つかあります。
その最大級のひとつに、ジャパンネクストPTSがあり、その取引時間は午前8時20分から午後4時、午後4時から午後11時59分とされています。
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。