あらゆる企画は「きっかけ」でしかないと考えれば色々思いつく
今回は企画に関するお話です。主に立案といったほうがいいかもしれません。企画にはいろんなレベルがありますが、「すごい」と思われるようなものの特徴のひとつに「その企画の広さ」というものがあります。考えられた範囲というか戦略の対象の広さというかそういうやつです。
え?これってそれに繋がるの??という驚きですね。
伏線的な企画といってもいいかもしれません。
僕はどちらかというとそういう企画を作りたい、企画を練りたい側の人間なのですが、たまにうまくそういった発想が生まれる時があります。
先日ある後輩に「どうやって考えているのか?」という疑問を投げかけられました。あまり意識したことはなかったのですが、ふと考えてみると、ある意味ドライな発想が自分の中にはあるような気配がありました。
それは、自分が作るきっかけなんて所詮きっかけに過ぎないという考えです。
おそらくこの考えにいたっているのは、UXというものに触れてきたからだとは思います。ユーザー体験という大きな流れの中では、企画なんてひとつのきっかけにしか過ぎないわけです。次のステップに向かうためのきっかけです。
例えば、
・インターネット広告はWebサイトに誘導するきっかけ
・Webサイトは購入するきっかけ
・購入というものは良い生活のきっかけ
・良い生活は・・・・
とすべて次のステップに進むためのきっかけにしか過ぎないのです。
・・・と、こういう考え方のもと、例えばWebサイトの構築における企画を求められた場合、つい一歩先のことを考えるのです。
「このウェブサイト見て、ユーザーにとって欲しい行動ってなんだっけ?」
というやつです。そうすると、その企画というものは少し幅が広がります。Webサイトの企画のくせに、その先を考えた企画となり、相手に「お!」と思わせることができます。
何歩先も考えるなんて大変です。それこそ、完全なUXを設計(デザイン)する必要があります。事業会社におけるそれは十分な時間を使って行うべきではありますが、受託会社においてはそこまで時間がないというのが実態でしょう。何歩先も考えなければならない・・という追い立てはしないようにしましょう。
ただ、一歩先でいいのです。一歩先を考える癖をつければ十分です。ひとつの企画において一歩先、何かのアイデアにおいて一歩先。それだけでも十分なステップアップが望めます。
そして、いずれ・・ではありますが、一歩先の一歩先、つまり二歩先を考えることができます。さらに、その先も考えることができるようになります。その結果、完全なUXを設計(デザイン)できるようになる・・・ような気がしています。
まずは、一歩先をちょっと気にする、くらいの気持ちでいいのです。
企画というものは点で考えることなく、次の点までの道くらいを考えるようにしてみたら急に評価があがるもんです。
もしよかったら試してみてください。
ポイントは、
今考えている企画は、次のフローに向かうためのきっかけだ
と思うことです。
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