361. 今僕が気をつけなきゃならないと思う「あれ」の話
コロナ禍による対面コミュニケーションが減ったからなのか、最近周辺で聞く会話の中で気になってしょうがない言葉があります。今回はその気になる言葉について書きます。
こんにちは、稲本(@sevenina)です。
福岡でコミュニケーションや情報伝達に関わる仕事をしています。
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さて、気になる言葉についてです。答えを言うと「あれ」です。
ん?なんだ?
となったかもしれませんが、読んだそのまま「あれ」なんです。
具体的に例を挙げてみますと、こういう会話です。
「ちょっとあれしておいて」
「あの話あれしたらいいんじゃない」
極め付けは、
「あれがあれしたんで」
もう!どれやねん!と言いたくなります笑。「あれ」です。
この「あれ」。最近、良く聞くようになってきたように思うのです。
聞こえるということは僕自身も言ってるのだろうと思いますが、
なんで最近増えたのだろうと考えてみました。
増えたというのは二つの見え方があると思います。
ひとつは、本当に増えた。もう一つは、聞こえるようになった。
です。
「本当に増えた」の方向から考えてみましょう。
「あれ」が増えた理由ですが、
老化による言葉の問題はしかたないとして、
若い奴らの会話でも「あれ」が増えていることを考えると
なかなか奥が深そうです。
ポイントは「あれ」が何かを指していることが多いということだと思います。つまり、「あれ」で会話ができる状態は何かしら共通のものの認識があるということです。だから、「あれする」が通用するのでしょう。
おそらくですが、
コミュニケーションがシンプルになり、わざわざ言語化せずとも会話が成立する、文字をつかわずともスタンプでつながるもいう普段の生活が生み出してるような気がします。
コミュニケーションの力を考える身としては、なかなか悩ましい状況です。
続いて「聞こえるようになった」ですが、これは過去何度も書いてきましたが、僕は「指示語によるコミュニケーションは気をつけよう」と言ってきています。
昨今のオンラインなんとかでは特にここを意識する必要がありますし、
意識している状況にあります。
その意識が強い分聞こえてしまうのかもしれません。
いずれにしても
「あれ」の多発はコミュニケーションロスやミスを生むと思ってます。
自分自身が言わなくてもきちんと語彙力をもって会話できるように努めたいと思います。